智満寺の十本スギ
名称: | 智満寺の十本スギ |
ふりがな: | ちまんじのじゅっぽんすぎ |
種別: | 天然記念物 |
種別2: | |
都道府県: | 静岡県 |
市区町村: | 島田市千葉 |
管理団体: | |
指定年月日: | 1962.06.29(昭和37.06.29) |
指定基準: | 植1 |
特別指定年月日: | |
追加指定年月日: | |
解説文: | 智満寺有千葉山(標高468メートル)の中腹から山頂にかけて散在する。地上1.5mの幹囲11メートル、高さ36メートルの開山スギをはじめ、大スギ、達磨スギ、雷スギ、常胤スギ、経師スギ、一本スギ、盛相スギ、子持スギ、および頼朝スギの十本、平均幹囲8.3メートル、いずれも大木としてすぐれているばかりでなく、この種スギの巨樹群として類例の稀なものである。 |
智満寺の十本スギ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/13 01:50 UTC 版)
智満寺の十本スギ(ちまんじのじっぽんスギ)は、静岡県島田市千葉にある千葉山の山中に散在するスギ(杉)の巨木10本の総称である[1][2][3]。千葉山中にある智満寺(天台宗)の開山や再建などの際に植栽されたものとの言い伝えがあり、推定の樹齢は1200年(開山スギ)、850年以上(他の9本)といわれる[2][4]。1962年(昭和37年)に10本一括で国の天然記念物に指定されたが、指定後に「開山スギ」と「子持スギ」の2本が枯死している[1][5][6][7]。残る8本のうち、源頼朝が手植えした伝承が残る[8]「頼朝スギ」の倒木が2012年(平成24年)9月に報道された[9][10][11]。
注釈
- ^ 静岡県榛原郡川根本町にも、同じく「千葉山智満寺」という名の寺院がある。室町時代に曹洞宗の寺院となったが、かつては(島田市の)智満寺の末寺であったという口伝がある。
- ^ 人間の目の高さ付近で測った樹木の幹まわりの寸法を指す。
出典
- ^ a b c d 智満寺の十本スギ 文化庁 文化遺産オンライン(2022年12月4日閲覧)
- ^ a b c d 『天然記念物事典』113頁
- ^ a b c d e f 『日本の天然記念物5』145-147頁
- ^ a b c d e f g h i 牧野(1988)、136-138頁。
- ^ a b c 『自然紀行 日本の天然記念物』193頁
- ^ a b c d e f g h i j k 高橋(2009)、78-80頁
- ^ 高橋(2008)、60頁
- ^ a b c d e f g h 「800年を経て あるじ頼朝の姿へ:天然記念物の倒木 仏師が座像に」『朝日新聞』夕刊2022年10月26日(社会面)2022年12月4日閲覧
- ^ a b c d e f 倒木の国の天然記念物「頼朝杉」が仏像に[リンク切れ]静岡空港シティニュース(2013年12月15日閲覧)
- ^ a b c d e f g h i j k l 杉が日本を救う/第6回「弥勒菩薩座像になる頼朝杉の話」月刊杉 web版(2013年12月15日閲覧)
- ^ a b 高橋(2014)、66-67頁
- ^ a b c d 智満寺 静岡県総合教育センターウェブサイト(2013年12月15日閲覧)
- ^ a b c d e f 牧野(1990)、120-121頁
- ^ 『日本歴史地名大系 静岡県の地名』(平凡社、2000年)p.714
- ^ 『解説版新指定重要文化財 11 建造物I』(毎日新聞社、1981年)pp.106 - 107
- ^ 智満寺本堂附本尊千手観音厨子 島田市博物館ウェブサイト(2013年12月16日閲覧)
- ^ a b c d 智満寺の十本スギ 島田市博物館ウェブサイト(2013年12月16日閲覧)
- ^ a b 渡辺、182頁
- 1 智満寺の十本スギとは
- 2 智満寺の十本スギの概要
- 3 交通アクセス
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