新都心幕張線用連節バス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 16:02 UTC 版)
.mw-parser-output .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .trow>.thumbcaption{text-align:center}} 初代・ボルボ車(撮影:幕張本郷駅前) 現行・シターロ車「シーガル幕張」(撮影:海浜幕張駅前) 千葉市西部の京成千葉線、JR総武線幕張本郷駅とJR京葉線海浜幕張駅周辺を結ぶ新都心幕張線(新都心営業所所管)は、千葉運転免許センターや幕張メッセ・千葉マリンスタジアムなどに向かう需要に加え、幕張新都心への進出企業の増加に伴い、1990年代から利用者が急増した。京成では、この路線に全長のやや長い3扉の車両を多数配置し、頻発運行していたが、ラッシュ時を中心に混雑が大変激しく、増便による対応も限界に達しつつあった。このため、輸送効率の根本的な改善を目的として、1998年(平成10年)にボルボ製シャーシの連節バスを10台導入し、運用に充てていた。 この連節バスは、全長18メートル、定員140名で、一般路線用の連節バスとしては日本初のものである。シャーシはボルボB10Mを使用し、車体は日本の富士重工業が製造を担当し、接合部以外は一般の路線バスと大差のない外観をしている。なお、海外メーカ製でほぼ同一サイズの連節バスとしては、2005年(平成17年)に神奈川中央交通(以下「神奈中」)で導入された「ツインライナー」があるが、そちらはボディも海外で施工しているため、外観上の印象が大きく異なっている。 「神奈川中央交通#連節バスと新たな公共交通の模索」および「神奈川中央交通綾瀬営業所#車両」も参照 カーブでは第3軸の車輪がハンドルを回した方向とは逆に動き、第2軸の軌跡を追う仕組みとなっており、内輪差が大きくなることを防いでいる。このため、通常の大型バスと同じ様な感覚で運転でき、乗務員は大型2種以外の特別な運転免許を必要としない。ただし、全長が法規の想定以上に長い事から、営業運行できるのは特例により許可を得た新都心幕張線に限られている。 なおこのバスが運行する幕01系統の路線バスでは、2006年(平成18年)3月より千葉ロッテマリーンズの選手たちの車内アナウンスを聞く事ができ、多くの注目を集めた。2021年(令和3年)現在では荻野貴司、唐川侑己らが車内アナウンスを担当している。なお、過去においてはボビー・バレンタイン、ベニー・アグバヤニ、マット・ワトソン、今江敏晃、渡辺俊介、成瀬善久、大松尚逸らが担当していた。 ボルボ製の連節バスは排出ガス規制への適合の関係から、2010年(平成22年)2月19日より順次置き換えられた。2代目となる車両は2008年以降神奈川中央交通で導入実績のあるメルセデス・ベンツ・シターロで、同社で導入されている車両と同様に車体幅2.55m のノンステップ車両である。車両愛称は「シーガル幕張」。、これまで使用してきた10台を全て置き換え、2010年度内にさらに5台が増備された。引退したボルボ車はジェイアールバス関東・鹿児島交通に譲渡されたほか、京成バスでも1台が保存されている。 2021年(令和3年)3月30日からは3代目となる日野ブルーリボンハイブリッド連節バス(いすゞエルガデュオの同型車)が2台投入され、シターロの置き換えが始まっている。 「日野・ブルーリボン#ブルーリボンハイブリッド連節バス」および「いすゞ・エルガ#エルガデュオ」も参照
※この「新都心幕張線用連節バス」の解説は、「京成バス」の解説の一部です。
「新都心幕張線用連節バス」を含む「京成バス」の記事については、「京成バス」の概要を参照ください。
- 新都心幕張線用連節バスのページへのリンク