新貨条例と円の採用とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 新貨条例と円の採用の意味・解説 

新貨条例と円の採用

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 07:21 UTC 版)

日本の貨幣史」の記事における「新貨条例と円の採用」の解説

.mw-parser-output .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .trow>.thumbcaption{text-align:center}} 一圓金貨(原貨), 一圓銀貨 明治維新によって、貨幣に関する政策幕府から明治政府へと移った明治政府金座銀座貨幣司に吸収し藩札藩札処分令によって廃止した現在の造幣局にあたる造幣寮開設されたのちに新貨条例制定され、円という単位正式に採用となった単位改め十進法統一し、1両=1円1円100銭、1銭=10厘とした。当時イギリスから広まった国際的な金本位制普及しており、新貨条例でも金本位制採用されアメリカ・ドル1ドル金貨相当する1円金貨を原貨とする本位貨幣定められた。 貿易専用銀貨として、1円銀貨発行された。モデルとなったのはメキシコの8レアル銀貨メキシコドル)で、レアル貿易決済用として国際的に流通していた洋銀貿易銀であった銀貨貿易専用だったが、貿易銀として国際決済用いられることが増え、また本位金貨絶対数不足のために貿易銀も本貨幣扱いとされる新貨条例金本位制をとりつつも、事実上金銀複本位制となった。 初の日本政府紙幣 明治政府は、初の日本全国通用する政府紙幣として太政官札発行した目的は、戊辰戦争戦費殖産興業費用調達だった。太政官札金札とも呼ばれていたが、実際金銀との兌換できない不換紙幣だった。太政官札印刷江戸時代技術引き継いでおり、当初から偽造危険性指摘され、のちに太政官札偽造相次いだ明治政府フランクフルトドンドルフ・ナウマン社に発注して明治通宝発行して現在の国立印刷局にあたる紙幣司も設けられた。1873年明治6年)には国立銀行紙幣の旧券が印刷され天の岩戸開き蒙古襲来神功皇后などの神話歴史テーマ図柄採用された。のちの新券では、富国強兵殖産興業など当時の政策合致する水兵鍛冶屋採用された。 紙幣国産化 新紙幣偽造防止のために、当初は「明治通宝」の文字書家手書きしていた。しかし、1日あたり500限界であったために木版変更となった押印の手間に加えて外国紙幣製造するコストの高さや、緊急時発行問題視された。そこで紙幣製造機械版面ドイツから運ばれ技術指導技術者派遣決定したドンドルフ・ナウマン社で働いていたイタリア版画家エドアルド・キヨッソーネ来日をして、紙幣司で製造あたったキヨッソーネ改造紙幣1円札神功皇后描き、これが日本初肖像入り紙幣となる。

※この「新貨条例と円の採用」の解説は、「日本の貨幣史」の解説の一部です。
「新貨条例と円の採用」を含む「日本の貨幣史」の記事については、「日本の貨幣史」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「新貨条例と円の採用」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「新貨条例と円の採用」の関連用語

新貨条例と円の採用のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



新貨条例と円の採用のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの日本の貨幣史 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS