新日本企画 時代
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「SNK (1978年設立の企業)」の記事における「新日本企画 時代」の解説
大阪で喫茶店と土木建設業を経営していた川崎英吉(フランス語版)(1944年 - )が、神戸にあった知人が経営していた電機会社について資金提供の相談を受けたことをきっかけにこの会社を自ら買収、1973年に新日本企画として創業。1978年7月22日に組織改編を行い、株式会社新日本企画を設立する。同社にアクションゲームや対戦格闘ゲームが多いのは、元プロボクサーであった創業者の影響だと言われている。 創業当時の、アーケードゲーム史に残る有名なゲームは、主に以下の通り。 『センカンヤマト』(1978年):ブロックくずしのコピーゲームで、同社のデビュー作。 『スペースインベーダー』:タイトーからのライセンス生産で、以後同社のゲームは暫く、タイトー製のゲームに似た作風が続いた。 『オズマウォーズ』(1979年):同社初のオリジナルゲーム(ただし実際の開発はロジテック)で、基板は『スペースインベーダー』の流用。 『サスケvsコマンダー』(1980年):多彩なボス戦や、ザコ敵の死体が撃ち返し弾扱いになるなど、当時としては画期的なアイデアが盛り込まれた。 『ヴァンガード』(1981年) :多彩なスクロールで先に進んでゆくシューティングゲーム。上下左右に発射されるレーザーが特徴的。無敵状態になるとフラッシュ・ゴードン戦いのテーマ(QUEEN作曲)が流れる。 『ASO』(1985年):ゼビウス型の対地/対空撃ち分けシューティングゲーム。 『T・A・N・K』(1985年):ループレバーを採用した独自の操作方式が特徴。同様のシステムを用いた続編として、『怒 -IKARI-』(1986年)、『怒号層圏』(1986年)、『怒III』(1988年)が作られ、4部作となった。 『アテナ』(1986年):ヒロインのキャラクターをアピールした作品であり、ギャルゲーのルーツとも言える。続編に、ヒロインの子孫が主人公である『サイコソルジャー』(1987年)がある。 同社の愛称として、当初は「シンニホンキカク」のカタカナ表記を使用していたが、1981年からローマ字表記(Shin Nihon Kikaku)から頭文字を取って「SNK(エス・エヌ・ケイ)」とした。英字のコピーライト表記も「SNK CORPORATION」となっていた。
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