政府・軍部関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 04:26 UTC 版)
「コードギアスシリーズの登場人物」の記事における「政府・軍部関係者」の解説
枢木ゲンブ(くるるぎ ゲンブ) 声 - 岸野一彦 スザクの父で、日本最後の総理大臣。名前は「玄武」と書く。 徹底抗戦を唱えていた軍部を諌めるために自決したとされているが、実際はブリタニアに対する徹底抗戦の主張に反発するスザクに殺された。死の真相は桐原らによって隠蔽され「自決」とされるが、彼の死によって旧日本は混乱、もともと劣勢だった軍事能力はさらに低下し、ブリタニアの侵攻をさらに容易にしてしまう。そのため、一部からは「徹底抗戦を主張しながら、自分だけさっさと死んで逃げた」と言われることもある。 エリア11に張り巡らされている地下鉄などの鉄道網は、本土決戦を見越したゲンブ政権によるもの。強いリーダーシップを持ち、財界・軍閥を押さえ支持者は多かった。人格者でもあり、生きていれば後の世界は違った形になっていたと思われる。【ドラマCD「戻らない 夏 の 日」】自身とナナリーとの婚約を発表しようとしていた。 【小説版】日本をブリタニアに売り渡し、占領後に一定の地位を得ようとしていたとされている。また取引のためにナナリーを殺そうとし、それを偶然知ってしまったスザクに問い詰められる。その後、背中を向け無言で部屋を去ろうとした所をスザクに刺殺されてしまう。ザ・スニーカーに先行収録された話では、ゲンブが実際にナナリーを殺そうとするシーンが挿入されており、そこに乱入してきたスザクによって刺殺される。 【反攻のスザク】小説版と同様、徹底抗戦を唱えつつも、裏では日本をブリタニアに売り渡そうとしていた。しかしスザクがゲンブを刺した理由は、ゲンブとシャルルの取引の会話を聞いていて、その激昂による物であることが強調されている。殺される前に、スザクに先祖から代々伝わる懐中時計を渡している。 【ナイトメア・オブ・ナナリー】敗戦後の地位を得るため、ナナリーとの婚約の発表を考える。日本人の支持を失わないためにルルーシュを殺害しようとするも、ナナリーの「能力」によって邪魔をされ、危険を感じてナナリーも殺そうとするも、C.C.に殺される。 澤崎敦(さわさき あつし) 声 - 稲葉実 第二次枢木政権時の官房長官。敗戦後は中華連邦に亡命し、復権の機会を窺っていた。 スザクを「父親似の強情な男」と言っていることから、枢木首相に対しては良い感情を持っていなかった様子である。 曹将軍の支援を受けフクオカ基地を奪取し独立国家「日本」を成立させるも、実質的には中華連邦の傀儡政権に過ぎず、ブリタニア軍に対し有利に戦闘を進めていたが、ゼロとスザクに部隊が破れたため逃亡を図ったものの失敗し拘束された(キュウシュウ戦役)。『双貌のオズ』にて、処刑されたことが語られている。 なお、『コードギアス 双貌のオズ』では澤崎幸麿という息子が登場している。 片瀬帯刀(かたせ たてわき) 声 - 小山武宏 日本解放戦線のリーダーの初老の男性。7年前の対ブリタニア戦にも参加していた旧日本軍の少将。62歳(『R2』trun19「裏切り」で判明)。リーダーではあるが、キョウト六家と並び「厳島の奇跡」を起こした藤堂に過剰な期待を寄せている人物として描かれ、事実ナリタでも藤堂に「厳島の奇跡」という名の「神風」を期待していた。 ナリタ攻防戦を機に拠点と多くのメンバーを失ったため、組織の運営資金である流体サクラダイトを積んだタンカーで海外へ逃亡を図るが、その際にブリタニア軍の奇襲を受け、ゼロの仕掛けた機雷により、ブリタニア軍のKMFもろとも撃沈され死亡した。【Asuka版】アニメ版同様、ゼロの謀略でタンカーごと爆殺されるが、その直前にゼロにギアスをかけられている。 草壁徐水(くさかべ じょすい) 声 - 天田益男 日本解放戦線メンバーで、旧日本軍の中佐。45歳(『R2』trun19「裏切り」で判明)。組織内の強硬派の中心人物で、一斉蜂起を唱え続けていた。自ら強硬派を率いて独断でホテルジャック事件を決行、最期はゼロとの対面でギアスを掛けられ自決させられた。【Asuka版】アニメ版同様、ホテルジャックを決行しユーフェミアを人質にとるが、ゼロとスザクの活躍によって作戦が瓦解。ギアスをかけられた日本解放戦線のメンバーによって銃撃され、瀕死に陥る。そして、ホテルに仕掛けていた爆弾を作動させた後に死亡。 【ナイトメア・オブ・ナナリー】ホテルジャックを決行し、またとないデモンストレーションとなるはずだったが、ゼロに裏で操られていただけだった。ナナリーが皇女であるということを知っており、ホテルからの脱出にナナリーを利用しようとするが拒否され、部下にナナリーの親友であるアリスをホテルの上から突き落とさせる。その結果、ナナリーの悲しみと怒り・覚醒を招き、彼女のナイトメアを顕現させてしまう。ナナリーの慈悲で見逃されるがナナリーの能力を知ってしまったためゼロに口封じという形で殺される。
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