改装と戦歴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/15 09:15 UTC 版)
マッケレル級も、他の艦隊型潜水艦と同様、太平洋戦争中に艦橋構造の凸型化改装やレーダー、機銃の搭載が実施された。 太平洋戦域に出ることはなく、ニューロンドンを母港として一貫して一般の訓練や各種実験任務に従事した。マッケレルに関しては、一度のみ会敵のチャンスを得たが、結局マッケレルとマーリンが戦果を挙げることはなかった。また、艦隊型潜水艦の艦長候補者の実地訓練用にも使用され、カスコ湾(メイン州)やロング・アイランド海峡(ニューヨーク州)、ナラガンセット湾、チェサピーク湾などで訓練を実施し、目標艦はニューポートを母港とする駆逐艦などが務めた。浮上しながら目標に接近・攻撃する演習も昼夜問わず幾度か実施され、訓練の末この戦法を会得した何人かの艦長が、太平洋戦域においてしばしば浮上攻撃で日本艦船を撃沈したりしている。そういった意味では、マッケレル級は自らは戦果を挙げなくとも、「影」の部分で太平洋戦域のアメリカ潜水艦隊に多大な貢献したことになる。戦争終結後まもなく、そろって除籍された。 なお、詳細な艦歴は各艦の項を参照されたい。
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改装と戦歴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/07 16:11 UTC 版)
ポーパス級、サーモン級(スティングレイ(USS Stingray, SS-186)のみ)で実施された外装型魚雷発射管の装備は実施されなかった。その他、艦橋構造の凸型化改装やレーダー搭載が順次実施されたことも、備砲の大型化など重火器の搭載の見送りもほぼ同一である。備砲に関しては、4インチ50口径砲に換装した艦もいる。 太平洋戦争開戦後は、アメリカ潜水艦隊の中核として広く活動した。本級の8番艦シーライオン(USS Sealion, SS-195)は太平洋戦争において日本海軍に撃沈された最初のアメリカ海軍潜水艦であった。ガトー級潜水艦やバラオ級潜水艦の各艦が大量に戦線に投入されるに及んで、ポーパス級、サーモン級同様次第に練習艦などに転用されていった。 1937年度艦、1938年度艦それぞれ2隻ずつ戦没し、うち1938年度艦のもう1隻の戦没艦であるシーウルフ(USS Seawolf, SS-197)は、1944年10月3日に味方に誤認撃沈されるという終末を迎えた。また、1937年度艦の5番艦スクアラス(USS Squalus, SS-192)は1939年5月23日に公試運航中事故沈没し、引き揚げ後セイルフィッシュ(USS Sailfish, SS-192)と改名して再就役している。
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改装と戦歴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/18 05:15 UTC 版)
タンバー級は、それ以前の各級の欠点を手直しして建造された潜水艦だけに、艦橋構造の凸型化改装やレーダー搭載はもちろんのこと、船体がやや小さかったため見送られることの多かった備砲の大型化も、換装の機会があった残存艦に対して実施されている。しかし、発展型のガトー級潜水艦やバラオ級潜水艦、テンチ級潜水艦では実施されたボフォース 40mm機関砲の搭載は実施されなかった。 タンバー級は、太平洋戦争開戦時においてはアメリカ潜水艦隊の最新鋭の潜水艦であり、この後続々竣工していったガトー級及びバラオ級の各艦などとともに対日戦でウルフパックを組んで日本の通商路を脅かした。しかし、ガトー、バラオ両級と比較すると安全深度がやや浅く設定されており、その点のみが唯一のネックとなった。 大戦後期にはガトー、バラオ両級諸艦の大量就役により、ポーパス、サーモン、サーゴの各級同様次第に練習艦などに転用されていった。1945年初頭に残存艦が真珠湾やアメリカ本土に帰還し練習艦に転じた時点で、太平洋戦線の第一線からガトー級より古い潜水艦が姿を消した。損耗率はアメリカ潜水艦の中では最も高く58パーセントを記録している。なかでも、1940年度艦はネームシップのガー以外の艦はすべて戦没している(このうち、グレナディアーのみ攻撃を受けて自沈し、搭乗者全員が捕虜となって4人の獄死者以外生還した)。1939年度艦2番艦のトートグ (USS Tautog, SS-199)は26隻の艦船を撃沈し、公式の撃沈隻数では第1位となっている。 なお、詳細な戦歴は各艦の項を参照されたい。
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改装と戦歴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 10:56 UTC 版)
サーモン級でもポーパス級と同様、外装の発射管を装備することが検討され、太平洋戦争開戦後にその準備に着手したものの、前級での評判と実績が芳しくなかったことから、すでに竣工していた「スティングレイ」以外の艦には工事は実施されなかった。その他、艦橋構造の凸型化改装やレーダー搭載が順次実施されたことも、備砲の大型化など重火器の搭載の見送りも前級とほぼ同一である。備砲に関しては4インチ50口径砲に換装した艦もいる。 太平洋戦争開戦後は、アメリカ潜水艦隊の中核として広く活動した。しかし、ポーパス級同様、ガトー級やバラオ級の各艦が大量に戦線に投入されるに及んで、サーモン級も次第に練習艦などに転用されていった。1944年10月30日に都井岬沖で「第二十二号海防艦」と浮上砲戦の末大破したネームシップの「サーモン」も含め戦没艦は皆無であり、同年暮れまでには全艦第一線から退いている。 なお、詳細な戦歴は各艦の項を参照されたい。
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