戦闘軍団コンバットロン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 06:26 UTC 版)
「トランスフォーマー カーロボット」の記事における「戦闘軍団コンバットロン」の解説
ブラックコンボイ率いる洗脳された太古のサイバトロン戦士たちで構成されたチーム。メンバー全員が、ギガトロンによって悪のスパークを注入されたことで凶悪な兵士と化してしまった。最初はドルレイラーがリーダーであったが、対立していたブラックコンボイにドルレイラーが敗れてからは、ブラックコンボイが指揮官となり、ドルレイラーを含む全員が彼に忠実な部下となった。後にブラックコンボイ主導で全員がギガトロンに造反を起こしたが、結局失敗に終わった結果、全員がギガトロンの怒りを買って再プログラミングを受け、ギガトロンのみならず、ゲルシャークにも忠実な部下となった。 玩具は『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』および『トランスフォーマー G-2』に登場したコンバットロン合体兵士ブルーティカスの仕様変更品。作中では洗脳される前はサイバトロン戦士だったという設定なので、エンブレムはG‐2サイバトロンのエンブレムを逆さにし、顔に見立てたものである。玩具の付属カードでは、メンバー全員が風呂好きという設定がなされている。 暗黒司令官ブラックコンボイ 声 - 楠大典 全長:5m 重量:9t ナンバー - D-012 第14話から登場。ファイヤーコンボイに似た外見をしたトランスフォーマー。太古の時代に地球に墜落した宇宙船で眠っていたサイバトロン戦士(政治犯)がギガトロンに洗脳されて邪悪な戦士として蘇った。対立していたドルレイラーに勝利してからは、彼を含むコンバットロン全員が自身の私兵となり、事実上コンバットロンのリーダーとなった。デストロンガー一味の手により、タンクローリーをビークルスキャンし変形する、 性格は冷酷で残虐。主な武器はブラックソードと、肩部から発射するデッドミサイル、デッドレーザー。タンク部分はバトルベースとなり、コンバットロン12体分の火力を発揮する。顔がファイヤーコンボイに似ているのは、タンクローリーをビークルスキャンした際にファイヤーコンボイごとスキャンしたためである。その際、ファイヤーコンボイだけではなく中に乗っていたジュンコのデータもスキャンされたため、人間のデータも持っており、ブレイブマキシマスに一時的ながら乗り込むことが可能だった。またブラックコンボイはゴッドマグナスをデストロンガーに勧誘しようとした際、マグナスとの合体能力も手に入れようと企んでいた。 任務を確実にこなしギガトロンには忠誠心を見せつつ、自分よりも能力の劣るゲルシャークたちメタルビースト軍団のことは終始馬鹿にし続ける。しかし、ギガトロンの忠実な部下というのはただの装いに過ぎず、本心では彼を倒し、自らが世界を掌握することを画策しており、死んだと思っていたギガトロンがデビルギガトロンとしてパワーアップの復活を遂げた際には、さすがに焦りを見せ始めていく。ストーリーの終盤でブレイブマキシマスの主導権を握った直後、ギガトロンを超えたことを確信したブラックコンボイは遂にコンバットロンと共にその本性を表すが、強大すぎる力に溺れた事が思わぬ詰めの甘さとなってしまい、大勢の子供たちの説得を受けたブレイブマキシマスに拒絶され、その目論見は予定外の失敗に終わる。造反の失敗から帰還後、ギガトロンの怒りを買ってしまった事で、部下のコンバットロンたち共々再プログラミングされ、以後は散々扱き下ろしていたゲルシャークにさえ忠実な僕と成り下がった。 玩具は『トランスフォーマー G-2』の総司令官バトルコンボイを黒く塗り替えたものだが、バトルコンボイの日本版と同様、電子ギミックはオミットされている。 鋼鉄将軍ドルレイラー 声 - 金子はりい ナンバー - D-010 全長:7m 重量:30t 第14話から登場。コンバットトレーラー(キャノントレーラー)に変形する。玩具ではコンバットステーションモード(整備基地)に変形する。コンバットロンのリーダーでありブラックコンボイの右腕。当初はブラックコンボイと指揮官の座を巡って争うも瞬く間に蹴落とされた。その後はむしろ親身になってブラックコンボイに付き従うようになった。基本的にブラックコンボイに対しては敬語を使わず、戦友のような関係である。背中に装備されているツインドルバスターが武器。テックスペックによると一番風呂でないと気がすまないらしい。 陸上参謀グリジバー 声 - 北沢力 ナンバー - D-006 全長:4m 重量:3t 第14話から登場。コンバットバギー(XR311)に変形する。玩具では武器を装着した重武装モードになる。クリスタロキュージョンという武術を会得している。テックスペックによるとサウナが好きらしい。 装甲参謀ダンガー 声 - 近藤孝行 ナンバー - D-007 全長:4m 重量:25t 第14話から登場。コンバットタンク(レオパルト)に変形する。玩具では武器を装着した重武装モードになる。激しい攻撃をものともしない防御力を持つ。力自慢で、一日に一度背中のダンガーカノンを撃たないと気が済まない。メンバーの中ではとぼけた言動が多く、グリジバーに突っ込みを入れられる。テックスペックによると闘いの後の砂風呂を唯一の楽しみにしているらしい。 衛星参謀シャトラー 声 - 近田英紀 ナンバー - D-008 全長:4m 重量:27t 第14話から登場。コンバットスペースシャトルに変形する。玩具では武器を装着した重武装モードになる。衛星軌道上からの偵察や長距離攻撃を任務とする。コンバットロンの中ではノリの良い性格である。テックスペックによると風呂はぬるめが好きらしい。 航空参謀ヘプター 声 - 原田正夫 ナンバー - D-009 全長:4.6m 重量:15t 第14話から登場。コンバットヘリコプター(装甲ヘリ)に変形する。玩具では武器を装着した重武装モードになる。戦闘や偵察任務においても活躍する。テックスペックによると見晴らしの良い露天風呂が好きらしい。 戦闘スペシャリスト バルディガス 声 - 金子はりい 全長:16m 重量:100t ナンバー - D-011 第15話から登場。ドルレイラーの「合体指令」の掛け声でドルレイラーを中心に「五体合体」して誕生するデストロンガーの合体兵士。手足の組み合わせによって、両腕にグリジバーとダンガーが合体する陸戦に優れたランドミッションと、両腕にシャトラーとヘプターが合体する空中戦に優れたフライトミッションを形成する。ドルレイラー以外の手足として合体する4体が両腕、両脚いずれのパーツにもなれる「スクランブル合体システム」がテレビアニメでは初めて公式設定に導入された。テックスペックによるとコーヒー牛乳が好きらしい。
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