戦闘記録とは? わかりやすく解説

戦闘記録

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/30 12:53 UTC 版)

ヤークトティーガー」の記事における「戦闘記録」の解説

ティーガー戦車駆ってソ連戦車150輌以上を撃破したドイツ国防軍戦車エースオットー・カリウス少尉著したティーガー戦車隊』(英語版題名Tigers In The Mud) には、レマーゲンの戦いにおいて、彼が率いた上記第512重戦車駆逐大隊英語版)(Schwere Panzerjäger-Abteilung 512.)第2中隊所属する10輌のヤークトティーガー戦い記録されている。 カリウス1945年からは第512重戦車駆逐大隊第2中隊中隊長としてヤークトティーガー10輌を指揮することとなったヤークトティーガーは全重72トンもの重駆逐戦車だが旋回砲塔を持たないため、照準合わせるには巨大な車体方向転換させる必要があった。このため、操向変速機転輪履帯過大な負担がかかるという無理のある設計であったまた、8メートルもの長砲身わずかな距離でもトラベリングクランプによる砲身固定をせずに走行すると、振動砲身揺動し、砲架ギア摩耗して狂いによる照準誤差発生したり、砲が使えなくなることも多かった。トラベリングクランプは車体正面傾斜した前面設けられており、解除するには乗員車外に出る必要があった。しかも砲身解除必要になるのは戦闘中であることが多かったため、しばしば乗員危険にさらすこととなったそれまで旋回砲塔のある戦車指揮官であったカリウスは、全周方向即応できないヤークトティーガーに非常に苦労させられた。 さらにこれらの技術的問題加え1945年ドイツ軍では練度低下問題となった10輌のヤークトティーガー車長のうち、東部戦線での従軍経験のある指揮官は3人程度で、残る7割は実戦経験無かった一例として、うまく偽装されていた2輌のヤークトティーガー指揮官2人は、約1.5kmという迎撃最適な距離でアメリカ軍戦車縦隊発見したにもかかわらず存在しないアメリカ軍戦闘爆撃機からの攻撃恐れて交戦しなかったうえ、現場放棄して撤退する始末であったその結果過重なヤークトティーガー走行による負荷で2輌とも故障し、うち1輌は自爆処分された。 同様の事態が再び起こることを恐れたカリウスは、部隊指揮してジーゲン (Siegen) 谷の奥の高所から待ち伏せ行った。しかし、今度味方であるはずのドイツ市民が谷に侵攻したアメリカ軍待ち伏せ通報しカリウス攻撃失敗した。 ヴァイデナウではアメリカ軍戦車遭遇戦となった。このときアメリカ軍M4中戦車直ち家屋の裏隠れたが、ヤークトティーガーの128mm砲は家屋貫通してそれを撃破することに成功している。その直後アメリカ軍機に発見され爆撃されたが、損害無かった。ただしその夜後退時爆弾クレーター落ちた1輌が破損した。もう1輌は、ヤークトティーガー見たことの無いドイツ国民突撃隊誤射したパンツァーファウストにより撃破された。 ウンナ出発してイーザーローン向かった時、距離600メートルアメリカ軍戦車5輌を発見しカリウスヤークトティーガー1輌を迎撃送り出したが、経験の無い車長迎撃行えなかった。地形坂道であったが、敵に発見される前にこれを登りきり、照準可能なよう砲の俯角をとれる場所まで下ることをしなかったため、直ち射撃できなかったのであるその間アメリカ軍戦車5輌中2輌は逃走し残り3輌との砲撃戦展開された。アメリカ軍砲撃はいずれぶ厚いヤークトティーガー前面装甲撃ち抜けなかったが、ヤークトティーガーの方も1発も反撃できなかった。この際前面装甲を敵に向けたまま後退すべきであったが、旋回して側面さらしたヤークトティーガー撃破され、6人の乗員全員戦死した。この戦闘に関してカリウスは「一番良い兵器でも、訓練された兵が扱わねば何の役にも立たない」と記録している。カリウスは、最終的に残存しヤークトティーガーの砲の破壊命じアメリカ軍投降した。 以上、第512大隊第2中隊ヤークトティーガー10輌の戦果アメリカ軍戦車1輌撃破のみで、ヤークトティーガー側は1輌が被撃破、1輌は味方誤射撃破され、残る8輌は戦わずして故障による放棄自爆処分という結果終わった

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戦闘記録

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 04:04 UTC 版)

九一式手榴弾」の記事における「戦闘記録」の解説

日中戦争当時九一式手榴弾改良型日本軍歩兵標準的手榴弾として登場しまた、第二次世界大戦通じて様々な作戦投入された。

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