宇宙の果てのレストラン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 09:27 UTC 版)
「銀河ヒッチハイク・ガイド」の記事における「宇宙の果てのレストラン」の解説
地球を破壊した理由「銀河ハイウェイの建設工事に邪魔」というのは実は建前で、本当は「究極の問い」が求まることを恐れた精神分析学者達が金を出して破壊させた。 とある星の文明は、靴屋が原因で激しく経済が崩壊して滅亡した。住民の生き残りは鳥に進化し、靴も地面も欲しなくなった。またここには、運悪く滅亡間際にここに着陸したらしき、レモンの香りの紙ナプキンの搬入を900年待ち続けている宇宙船がある。 同星で今まともに動いているのは、文明滅亡後のここを選んで設置された究極の死刑台「事象渦絶対透視機」だけ。これに繋がれた者は、宇宙の中における自分の小ささをいやというほど知覚して発狂するという。 『銀河ヒッチハイク・ガイド』編集部の中には、本物そっくりの宇宙を電子的に合成している、という噂がある。 宇宙の果てには「宇宙の果てのレストラン」が建っている。このレストランの客はタイム・ワープして未来に行き、宇宙の終末を見ながら料理を食べる。 対して宇宙の中心には「ビッグバン・バーガーバー」があり、客はタイム・ワープして過去に行き、ビッグバンを見ながらハンバーガーを食べる。 「宇宙の果てのレストラン」では、客は殺される前の食材(作中では「牛に似た生物」)に会うことができる。そして食材は客に挨拶する:「いらっしゃいませ、私が今日のメニューです。私のどこを食べますか?」。 地球人類は他の星で役たたずとして捨てられた人間の集まりである。 宇宙の支配者は不可知論者。例えば宇宙の支配者の住む星では雨が止んだことがないのに「ドアを開けてもいないのに、今どうして雨が降ってると分かるのかね? 過去なんてただの記憶だ」という始末。 破壊直前まで地球にいたアーサーの脳波には『究極の問い』が擦り込まれているに違いないと考えたアーサー達は、脳波パターンを特殊な方法(めかくしスクラブル)で取り出し、「究極の問い」を探ろうと試みる。出てきた「問い」は「6×9はいくつ?」。求まる5分前の「問い」だから答えが42にならないのだろうか? あるいはコンピューターに組み込まれていた穴居人が後からやってきたゴルガフリンチャム人に取って代わられてしまい、計算に歪みが生じてしまったためであろうか?
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宇宙の果てのレストラン
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「銀河ヒッチハイク・ガイド」の記事における「宇宙の果てのレストラン」の解説
一行はワープ時にいったんバラバラになってしまうが、その後首尾よく合流を果たす。そこで一行は最初に予定していた目的地、「宇宙の果てのレストラン」へと向かう。 「宇宙の果てのレストラン」は奇妙なレストランであった。一行はまず未来へとタイムワープする。そして宇宙の終末を見ながら食事を愉しむのだ。 「宇宙の果てのレストラン」のテーブルに座った一行の前に、牛に似た一頭の生き物が現れる。その生き物は言う:「こんにちは。私が『本日の料理』です。私のどこを食べますか? 肩肉なんかおいしいですよ?」 一行は気まずい食事を終え、レストランを後にする。 入れ違いで、レストランでは驚くべき事態が起こった。一陣の煙が立ちのぼり、一人の男が現れる。後ろから歓声があがった。宗教教団『ザークォン再来教会』の信者だった。「あれは予言者ザークォンだ。ついに再来したんだ!」 ザークォンはいう:「信者の諸君にいかに生きるべきかについて説こう。あと、遅くなってすまなかった。あと1分しか…」 そして宇宙は終わった。
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