究極の問いの非可解性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 06:16 UTC 版)
「生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え」の記事における「究極の問いの非可解性」の解説
第2巻『宇宙の果てのレストラン』の冒頭には次のように書いてある。 この宇宙の目的がなんであり、なぜ宇宙が存在するのか---その答えをあやまちなく見いだした者あらば、宇宙はたちまち消え去ってはるかに奇怪で不可解なものにとってかわられるだろう---そういう理論がある。 そしてその次のページにはこう書いてある。 それはすでに起こってしまった---という理論もある。 第3巻『宇宙クリケット大戦争』(原題:Life, the Universe and Everything(=生命、宇宙、そして万物))の最終章「エピローグ:生命、宇宙、そして万物」でアーサー達はプラクという男に会う。 プラクは自白剤の飲みすぎにより「真実を、真実のみを語り、真実以外のなにものも語らなくなってしまった男」である。アーサーが「究極の答え」について尋ねると、「42、そうだ。それは正しい」と言って「究極の答え」が「42」であることを肯定する。プラクによれば「究極の問い」と「究極の答え」は相容れないもので、同じ宇宙で両方を同時に知ることはできない。もしそういうことが起こったなら宇宙ははるかに「奇怪で不可解なもの」に取って代わるし、これは「すでに起こってしまった」のだという。 ただし、プラクは「それには若干の疑いがある」と付け加えている。
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