究極の哲学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 06:34 UTC 版)
更に李は、2014年のハーバード韓人研究者協会講演、2015年の京都大学講演を通じていわゆる「究極の哲学」への志向を披瀝した。孔子-仏陀-ソクラテス-イエスの思想こそ、あらゆる哲学の彼方にある究極の哲学だというのである。李はこの四大聖人の思想のうち、各々「正」、「度」、「知」、「愛」の四字を核心として取り上げる。これは各々、「必ずや名を正す」、「度一切苦厄」、「汝自身を知れ」、「愛しなさい」、といった有名な言葉に基づく。李は互いに文脈の異なるこれらの思想の共通点を、「善への志向」、「価値への志向」であると断定する。そしてその「問題性の基盤」が持つ「真正さ」も付け加える。そして李は、この「善/良さ」を究極の価値として、創造の原理として、最上位の存在として認める。ただ李は、単なる議論で満足せず、「知る」から「行う」へ、「行う」から「成る」へ、という方向性を提示する。
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