学校の怪談4に登場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 05:30 UTC 版)
「学校の怪談 (映画)」の記事における「学校の怪談4に登場」の解説
ユキコ、サカエ、ススム、テツオ 戦前、戸野崎尋常小学校の津波による災害時、たまたま校舎内でかくれんぼをしていたために逃げ遅れ、死亡した4人の生徒の幽霊。4人の魂を弔うため、海岸には4体の地蔵がまつられている。 現在の戸野崎小学校に彼らの写った過去の写真が残されており、この写真に最初の異変があった。 角川版小説では、ユキコが敦史をコウイチと勘違いしたため、彼を連れ去ろうとしており、それを邪魔する恵美に憎悪を抱き執拗に彼女を襲うが、後に誤解が解けて和解する。また、サカエは人形とはぐれており、それを探して町を彷徨っていたが、その中で晴美と出会い心を通わせるようになり、このことが恵美を救うことになる。 コウイチ フルネームは関川幸一。ユキコらとともにかくれんぼをしていたが、コウイチは鬼役で一人だけ廊下をうろうろしていたために異変に気づいた。他の児童たちに異変を呼びかけるも通じず、やむなく一人だけ逃げ出したことで惨事から生き延びることができたが、これが心残りとなってしまう。戦後は地元で小さな文具店を経営し、弥恵からは「文房具屋さん」という愛称で呼ばれている。 実は本編の始まる1年前にすでに亡くなっていたのだが、友人を亡くしたことへの後悔の念から霊になって残り、連日防波堤から海を悲しげに見つめている。弥恵にだけその姿が見えていた。 本編終盤で弥恵と共に彼岸の世界の校舎内でユキコらを見つけ出し、この世への執着が晴れて笑顔で成仏した後、海の底に眠る過去の校庭でユキコらとともに遊び続けている。 角川版小説では、普通の生きている人間であり、事態を終息させて友人4人を成仏させようと奔走する。 国見敦史 晴美の夫で、あゆむの父。幽霊での登場はポプラ社版小説のみである。 コウイチたちが成仏した後、ダイバーの姿で弥恵、恒、護、須美子の前に現れて海へ沈みゆく校舎から浜まで彼らを救い出し、そこへ駆けつけて来た妻・娘とも再会を果たし、僅かだが言葉を交わしたあと消えていった。 人面ガニ 冒頭、台風で流されてきたランドセルの中から無数の小さなカニと一緒に出てきた一番大きいカニ。背中に鬼瓦のような禍々しい顔がある。 幽霊列車 廃線となった鉄道路線の踏切に現れる。列車の中にはススムとテツオが乗っており、人をさらって列車ごと海へと入っていく。 接近時は実物で、海へ入っていく遠景ではCGで表現されている。なお塗装パターンが微妙に異なること以外は『2』のラストに登場した電車と同型。 女の子の人形 サカエが死亡時に持っていた人形。サカエの無念とともにたびたび現れ、須美子を連れ去った。彼岸の世界では、サカエの隠れていたロッカーの中に遺されていた。 角川版小説では、サカエとはぐれており、彼女を探して昔彼女の家があった場所(今の小学校)をさまよっていたが、晴美の協力で無事に再会を果たす。 海で死んだ人の魂 魚のような蛍のような、クリオネに近い幻想的な姿をしており、彼岸の世界の校舎内で空中を漂っている。すべてCGで表現されている。
※この「学校の怪談4に登場」の解説は、「学校の怪談 (映画)」の解説の一部です。
「学校の怪談4に登場」を含む「学校の怪談 (映画)」の記事については、「学校の怪談 (映画)」の概要を参照ください。
- 学校の怪談4に登場のページへのリンク