失われた魔法(ロストマジック)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 16:45 UTC 版)
「FAIRY TAIL」の記事における「失われた魔法(ロストマジック)」の解説
その威力や術者への副作用から使用者が限られていき、利用が禁じられ、次第に失われていった魔法。 一なる魔法 全ての魔法の始まりとされる魔法。具体的にどのような魔法かは明確にされておらず、謎に包まれている。作中では人物によって解釈が諸説あり、ハデス(プレヒト)は「闇の中で生まれた奇跡」が一なる魔法と解釈し、そのためにゼレフを復活させて大魔法世界を創ることで一なる魔法へと辿り着こうとしたが、ルーシィは母から聞かされた「全ての魔法は愛から生まれた」という話から一なる魔法は「愛」と解釈し、後のメイビスの回想でも触れられ彼女もこれを「愛」と解釈している。 スレイヤー系の魔法 竜・神・悪魔といった人外の存在を倒すための魔法。いずれも同じ属性の魔法を食らうことでその魔法が効かないという性質を持つ。滅竜魔法(めつりゅうまほう) 竜迎撃用の太古の魔法(エンシェント・スペル)。滅竜魔法の使い手を滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)と呼ぶ。滅竜魔法の魔法自体にも種類があり、これまでに火(ナツ、ゴッドセレナ)・鉄(ガジル)・雷(ラクサス)・天(ウェンディ)・毒(コブラ)・光(スティング)・影(ローグ)・水(ゴッドセレナ)・大地(ゴッドセレナ)・風(ゴッドセレナ)・賢(アイリーン)・魔(アクノロギア)の10人が登場している。 術者の体質を各々の属性の竜に変換しているため、身体能力も強化されている。自らの属性の物質を食べることで体力回復・強化が可能。エドラスの世界では魔水晶化した人間を元に戻す力がある。違う属性の滅竜魔導士の魔力を食らい、元々持っていた自身の属性と融合させることも可能で、作中ではナツ、ガジル、未来のローグ、スティングが使用している。 元々は竜王祭において、人間との共存を望む竜がアイリーンの付加術によって人間に竜を滅する魔法を与えたことが滅竜魔導士の始まりとされる。ある程度熟練した滅竜魔導士は竜の視力と人間の三半規管の認識のズレで乗り物(車や船などに限らず、生物も含む)に乗ると極端に酔う体質になり、竜の大きすぎる力を抑えきれず凶暴化したりする場合もある。最大のリスクとして滅竜魔導士の体内で成長してその者を竜に変える「竜の種」があり、竜化すると人間時と身体の感覚も大きく異なってしまう。作中ではアクノロギアやアイリーンが竜化しているが、ナツをはじめとする竜に育てられた滅竜魔導士は体内でイグニール達が長い時間をかけて抗体を作ることで竜化を抑えていた。 竜から直接魔法を教えられた者(ナツ、ガジル、ウェンディが該当)を「第一世代」、滅竜魔法を使える魔水晶を体内に埋め込んだ者(ラクサス、コブラ、ゴッドセレナが該当)を「第二世代」、その両方の特徴を併せ持つ者(スティング、ローグが該当)を「第三世代」と呼んでいる。100 YEARS QUESTでは無から魔力のみで作り出された「第四世代」、竜を喰うことで力を得た「第五世代」も登場している。ドラゴンフォース 滅竜魔法の最終形態。滅竜魔導士の体内に眠る竜の力を解放する。その魔力は実際の竜にも匹敵するといわれている。 作中ではナツがエーテリオンやジェラールの全魔力である「咎の炎」を、ウェンディがフェイスの近くに漂う高濃度のエーテルナノが混じった空気を食べることで発動させているが、スティングやローグ等の第三世代は自分の意思で発動させることが出来る。後にナツもマルド・ギールとの戦いで感情の昂りから発動させており、ウェンディもX792年には自力で発動可能になっている。そしてナツもゼレフとの最後の戦いで自力で発動させた。 滅神魔法(めつじんまほう) 滅竜魔法よりも強力な「神殺しの魔法」。使い手は滅神魔導士(ゴッドスレイヤー)と呼ばれる。これまでに炎(ザンクロウ)・天空(シェリア)・雷(オルガ)の3人が登場している。 滅竜魔導士と同じく、自らの属性の物質を食べることで体力回復・強化が可能。使用者の善悪とは関係無く魔法自体が黒く禍々しい代物であり、大魔闘演武の陰で「ゼレフに似た魔力の気配」を探していたジェラールはシェリアの天空の滅神魔法について「探している気配とは違うが似ている」と評した。 滅悪魔法(めつあくまほう) 悪魔を倒す「悪魔祓いの魔法」。使い手は滅悪魔導士(デビルスレイヤー)と呼ばれる。これまでに氷(シルバー→グレイ)の2人が登場している。 滅竜魔導士や滅神魔導士と同じく、自らの属性の物質を食べることで体力回復・強化が可能。インベル曰く「心を奪い、正常な思考ではいられなくなる」というリスクがあるらしい。 治癒魔法 傷を治す魔法。自分の傷は治せない。ウェンディやシェリアなどが使用する。 アンクセラムの呪い 別名「矛盾の呪い」。生と死を司るアンクセラム神の怒りに触れた者(死者の蘇生、命の選別など)が掛かる古い呪いの一種。生命を尊く思うほど死のエネルギーを放出して周りの命を奪ってしまい、逆に尊く思わなければ命を奪うことはない。また、これに掛かった者は不老不死にされ、断食・斬首などあらゆる方法を用いても死ぬことはできない(ただし、呪われた者同士が互いを愛した場合は愛の強い方が相手を死なせてしまう)他、自分の考えていることすら矛盾していく。傷を負っても時間の経過で完治してしまう。作中でこれを掛けられたのはゼレフとメイビスの二人。
※この「失われた魔法(ロストマジック)」の解説は、「FAIRY TAIL」の解説の一部です。
「失われた魔法(ロストマジック)」を含む「FAIRY TAIL」の記事については、「FAIRY TAIL」の概要を参照ください。
- 失われた魔法のページへのリンク