大谷_(さいたま市見沼区)とは? わかりやすく解説

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大谷 (さいたま市見沼区)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/22 15:58 UTC 版)

大谷
大谷県営住宅(現・大宮七里住宅)
大谷
大谷の位置
北緯35度55分11.99秒 東経139度40分17.97秒 / 北緯35.9199972度 東経139.6716583度 / 35.9199972; 139.6716583
日本
都道府県 埼玉県
市町村 さいたま市
見沼区
地域 大宮市
人口
2017年平成29年〉9月1日時点)[1]
 • 合計 9,517人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
337-0014[2]
市外局番 048[3]
ナンバープレート 大宮

大谷(おおや)は、埼玉県さいたま市見沼区大字郵便番号は337-0014[2]

地理

さいたま市見沼区東部の大宮台地上に位置するが、北・東・南から見沼谷戸が台地を取り巻くように複雑に入り組み、起伏がある地形である。東で膝子に、西で蓮沼および南中野に、南で東新井御蔵笹丸染谷加田屋新田加田屋に、北で東門前新堤東宮下に隣接する。おおむね加田屋川の右岸にあたる。

区域区分は、地内を縦断する埼玉県道65号さいたま幸手線を境に分かれる。西側は市街化区域に属し[4]、住宅地が主体でほかに商店街や団地などがある。東側は市街化調整区域に属し[4]、一部で日生大谷団地があるほかは畑地が多く、思い出の里市営霊園がある。南北に縦断する都市計画道路大間木丸ヶ崎線が計画されており、東楽園通りと埼玉県道65号さいたま幸手線の間は東側車線が整備済みとなっている[4]ほか、一部用地が確保されている。南部には御蔵中央通線が計画されている[4]。また、内田川が加田屋川に注ぐ。

公共交通機関は東武野田線(東武アーバンパークライン)の七里駅のほか、国際興業東武バスウエストの路線バスがある。どちらも本数が充実しており、国際興業では大宮駅へ、東武バスウエストでは北浦和駅(一部は浦和駅)へ行くことができる。

縄文期および弥生後期の遺跡である大谷後遺跡が地内にある[5]

河川

地価

国土交通省地価公示

  • 所在および地番:大字大谷字稲荷東213番地42
  • 価格:103,000円/m2
  • 利用現況:住宅

小字

  • 弁天、八石、下田、氷川、松原、向大谷、松崎、向原、稲荷、後[7]

歴史

おおやむら
大谷村
廃止日 1913年4月2日
廃止理由 新設合併
大谷村猿ヶ谷戸村新堤村東宮下村東門前村膝子村風渡野村七里村
現在の自治体 さいたま市
廃止時点のデータ
日本
地方 関東地方
都道府県 埼玉県
北足立郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
総人口 564
(埼玉県市町村誌、1889年(明治22年))
隣接自治体 北足立郡猿ヶ谷戸村、東門前村、新堤村、東宮下村、膝子村、片柳村
大谷村役場
所在地 埼玉県北足立郡猿ヶ谷戸村
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かつては江戸期より存在した武蔵国足立郡南部領に属する大谷村であった[5]南北朝時代には既に武蔵国大谷郷と称しており、古くから存在する地名である。村高は正保年間の『武蔵田園簿』では97余(田65石余、畑31石余)、『元禄郷帳』および『天保郷帳』では97石余であった[5]助郷日光御成街道大門宿に出役していたが、寛保宝暦年間は中山道大宮宿にも代出役していた[5]化政期の世帯数は60軒で、村の規模は東西10余、南北8町であった[5]。長芋と柿渋が村の特産品であった。

地名の由来

大きな谷があったことから[5]

沿革

世帯数と人口

2017年平成29年)9月1日時点の世帯数人口は、以下のとおりである[1]

大字 世帯数 人口
大字大谷 4,290世帯 9,517人

小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下のとおりとなる[17]

区域 小学校 中学校
1750 - 1752番地 さいたま市立蓮沼小学校 さいたま市立大谷中学校
1 - 916番地、931 - 932番地
1039 - 1046番地、1184 - 1749番地
1753 - 1803番地、1821 - 1855番地
1860 - 1877番地
さいたま市立大谷小学校
917 - 930番地、933 - 1038番地
1047 - 1183番地、1804 - 1820番地
1856 - 1859番地、1878番地以降
さいたま市立東宮下小学校 さいたま市立七里中学校

交通

鉄道

地内に鉄道路線は通っていない。最寄り駅は地点によって異なり、東武野田線(東武アーバンパークライン)の大和田駅、または同七里駅である。七里駅は、大字大谷字稲荷東213番地42の地点から約2.2 kmの位置にある[6]

道路

バス

  • 東武バスウエスト
    • 岩槻営業所
      • 岩01:北浦和駅 - 浦高前 - 皇山道 - 山崎 - 御蔵騎西屋前 - 向大谷 - 宮下 - 加倉 - 岩槻駅
      • 岩02:北浦和駅 - 浦高前 - 皇山道 - 山崎 - 御蔵騎西屋前 - 向大谷 - 宮下
      • 岩02:北浦和駅→浦高前→皇山道→山崎→東新井団地→御蔵騎西屋前→向大谷→宮下
        (北浦和駅21:00発以降。深夜バスも運行・平日5本、土曜1本)
      • 岩04:浦和駅 - 常盤二丁目 - 北浦和駅 - 浦高前 - 皇山道 - 山崎 - 御蔵騎西屋前 - 向大谷 - 宮下
  • 国際興業バス
    • さいたま東営業所
      • 大04:大宮駅東口 - 堀の内橋 - 西中野 - 日大前 - 大谷 - 大谷県営住宅
        (大宮駅東口→大谷県営住宅に深夜バスも運行・平日4本、土曜2本)
      • 大04-2:大宮駅東口 - 自治医大医療センター - 日大前 - 大谷 - 大谷県営住宅《新道・自治医大医療センター経由》
      • 大04-3:大宮駅東口 - 堀の内橋 - 西中野 - 日大前 - 大谷 - 大宮東高校 - 東部リサイクルセンター(平日の朝夕のみ)
  • さいたま市コミュニティバス
    • 見沼区コミュニティバス:国際興業バスさいたま東営業所が運行
      • さぎ山ルート:大谷県営住宅 - 七里学校前 - 大谷中学校 - 大和田駅 - 見沼区役所 - 七里駅西 - 大谷県営住宅 - 片柳コミュニティセンター - 染谷南 - さぎ山記念公園(構内)
      • 沖郷ルート:大谷県営住宅 - 七里学校前 - 大谷中学校 - 大和田駅 - 見沼区役所 - 七里駅西 - 大谷県営住宅 - 片柳コミュニティセンター - 染谷南 - 沖郷会館

地域

住宅団地

  • 南平台団地
  • 日生大谷団地 - 市街化調整区域に立地
  • 生協大谷団地

県営住宅

  • 大宮東宮下住宅
    • 通称名:県営大宮東宮下団地。南半分が当地区内にあたる。また、同じ団地内に高層団地があるが、6号棟のみ当地区内にあたる。1 - 5号棟は大字東宮下に属する。
  • 大宮七里住宅
    • 通称名:県営大宮七里団地。完成当初は大谷県営住宅と呼ばれていた。至近にある国際興業バスおよびさいたま市コミュニティバスの同名のバス停名は、その名残である。
  • 大宮七里第二住宅
    • 通称名:県営大宮七里第二団地

マンション

公園・緑地

  • 七里総合公園(一部)[15]
  • 環境広場 - 最終処分場[18]
  • 大谷ホタルの里 - 西福寺の麓に所在する
  • 大谷公園
  • 大谷松原公園
  • 生協大谷公園
  • 日生住宅公園
  • 南平台第一公園
  • 南平台第二公園
  • 南平台第三公園

※ これ以外にも七里保育園のすぐ南側などに無名の公園がある。

施設

脚注

  1. ^ a b さいたま市の人口・世帯(時系列結果)”. さいたま市 (2017年9月5日). 2017年9月20日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2017年9月18日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
  4. ^ a b c d 外部リンク節の『さいたま市地図情報』を参照。
  5. ^ a b c d e f g h i j k l 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 188頁。
  6. ^ a b 鑑定評価書”. www.land.mlit.go.jp. 2021年4月5日閲覧。
  7. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』1387頁。
  8. ^ 「旧高旧領取調帳データベース」の検索結果も参照。
  9. ^ a b 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 1420頁。
  10. ^ a b 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 956頁。
  11. ^ a b 『大宮のむかしといま』 資料-26-29頁。
  12. ^ 『大宮のむかしといま』 資料-11頁。
  13. ^ a b 教育要覧 令和元年度版”. さいたま市教育委員会. p. 113 (2019年8月9日). 2019年11月14日閲覧。
  14. ^ さいたま市/思い出の里市営霊園の紹介”. www.city.saitama.jp. 2021年4月5日閲覧。
  15. ^ a b 七里総合公園 - さいたま市公園緑地協会.2019年11月14日閲覧。
  16. ^ 七里コミュニティセンター”. さいたま市 (2019年10月1日). 2019年11月14日閲覧。
  17. ^ さいたま市立小・中学校通学区域一覧”. さいたま市 (2017年8月23日). 2017年9月20日閲覧。
  18. ^ さいたま市の最終処分場”. さいたま市 (2019年8月27日). 2019年11月14日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク


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