大相撲における休場とは? わかりやすく解説

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大相撲における休場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/04 15:33 UTC 版)

休場」の記事における「大相撲における休場」の解説

本場所途中等で休場生じた場合休場当該力士不戦敗として1敗が記録され対戦相手力士不戦勝として1勝が記録される。ただし、横綱不戦敗による休場となった場合は、対戦予定だった前頭力士不戦勝となって金星扱いとはならない休場当該力士はその翌日以降再出場するまで割が組まれず、星取表に「や」と記録されるかつては、既に取組発表されたあとで、一方力士休場した場合には、単に星取表に「や」がつくだけで、相手方にも「や」がつき、勝敗には算入しなかった。しかし、個人成績重んじる優勝制度導入されるにあたって自分責任のない相手休場勝ち星をあげる機会失われることは不公平であるという意見出始めた。 1914年5月場所では、初日から連勝していた太刀山6日目対戦相手常陸休場このため同じく勝ちっぱなし両國勇治郎に1勝差つけられ太刀山は、弟弟子寒玉子両國対戦する8日目休ませるという対抗手段訴えたその後太刀山2代朝潮との相撲預りになって8勝1預1休、両國が9勝1休で優勝)。 1926年10月東京大阪相撲協会合同に伴う実力認定合併相撲から不戦勝制度導入されることになった。しかし、最初制度への認識薄く、また場所終盤のみの適用であったこともあって、1928年1月場所優勝めぐって騒動もおきた。 詳細は「三杦磯善七」を参照 また、現在では休場負けみなして番付編成されるが、これは戦後から定着している。それまでは、全休場合番付下げるが、途中休場場合は、出場したときの勝敗番付昇降行ったまた、公傷制度存在していた頃は、公傷認定された翌場所は全休しても番付下がらないという扱いもあった。皆勤しての全敗(あるいは途中出場または途中休場し出場した取組では全敗した場合)と全休とでは、後者を下に扱う傾向もあり、特に序ノ口力士場合全休すると翌場所は番付外降格ししまうため、これを避け目的怪我病気完治しないまま、一番(13日目から千秋楽)だけ出場することも多く見られるまた、全休した場所は、退職金計算などでは場所数に数えないことになっている。さらに、退職金算定基準には、「全勤し最高位」という但し書き存在する。そのため、新三役(新関脇)の場所で途中休場した後、三役一度返り咲くとがないまま引退した追風海場合は、退職金算定基準が「最高位前頭力士」と同様の扱いになっている2012年11月場所9日目、幕内前頭5碧山十両琴禮千代鳳竜電と4人が途中休場となったが、一日取組十両以上4人の休場一場15日制(1949年以降では最多。 また2013年11月場所で、佐渡ヶ嶽部屋大関琴奨菊3日目より休場)、同琴欧洲4日目)、前頭10琴勇輝7日目)と、同部屋幕内力士3人が休場したが、これは1946年11月(秋)場所の横綱照國6日目)、小結備州山(7日目)、前頭3枚若瀬川10日目)の伊勢ヶ濱部屋幕内力士3人の休場以来67年ぶりの事態であった。 なお、年寄行司呼出欠場にも休場の語を用いる。

※この「大相撲における休場」の解説は、「休場」の解説の一部です。
「大相撲における休場」を含む「休場」の記事については、「休場」の概要を参照ください。

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