大相撲との関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 16:02 UTC 版)
永谷園は2000年(平成12年)から大相撲の懸賞金を出しており、オーナー企業らしく一場所あたり200本以上もかける大口スポンサーである。土俵上を永谷園の懸賞幕が巡る光景は、NHKのテレビ中継でもたびたび目にすることができる。 CMには、東関部屋所属の高見山や高見盛が出演しており、高見盛のCM放映にあたっては、彼の取組全てに5本もの懸賞がかけられていた。高見盛は引退したのちも、振分親方としてCMに出演している。 現役力士では2019年現在は遠藤(追手風部屋所属)がCM出演している。 相撲界の不祥事による懸賞金などの対応 2000年代後半になると相撲界の不祥事が相次ぎ、力士大麻事件が起こった2008年(平成20年)9月の秋場所の懸賞を従来の200本からその半分となる100本に減らしたことがある。その後、再発防止策がとられたことにより、2009年(平成21年)1月の初場所から再び200本に戻している。 特に、2010年(平成22年)5月の夏場所後に発覚した野球賭博事件においては、社会的影響の大きさを考慮したうえ、7月の名古屋場所への懸賞旗の掲出および呼出着物広告を中止した。 なお、同年9月の秋場所からは再び懸賞金および呼出着物広告を再開している。 2011年(平成23年)3月の春場所は八百長問題で開催中止、また5月は通常の本場所と異なる技量審査場所のため、いずれも懸賞金自体中止となったが、7月の名古屋場所からの本場所再開により、懸賞金を再開している。 2021年(令和3年)5月場所中に相撲協会新型コロナウイルス対応ガイドライン違反が報道された朝乃山については、6月11日に「6場所の出場停止と50%の減給6ヶ月」と協会の処分が決定したことを受けて、2020年12月から1年間のCMタレント契約を解除した。
※この「大相撲との関連」の解説は、「永谷園」の解説の一部です。
「大相撲との関連」を含む「永谷園」の記事については、「永谷園」の概要を参照ください。
- 大相撲との関連のページへのリンク