大相撲と暴力団との関わり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/22 09:50 UTC 版)
「大相撲野球賭博問題」の記事における「大相撲と暴力団との関わり」の解説
この問題や前後に相次いで発覚した暴力団の維持員席観戦問題をはじめ、暴力団との関わりが多数明らかになっている。 2009年の名古屋場所では刑務所で服役中の幹部に元気な姿を見せることを目的として、山口組系弘道会の幹部ら約50人がNHKの大相撲中継に映り込むことが出来る維持員(砂かぶり)席で場所中観戦しており、後日愛知県警察から指摘を受けていたことが2010年5月に発覚した。また、2010年の初場所でも住吉会系の組員が維持員席で観戦していたことが報じられた。 夏場所において、暴力団関係者と暴力団組長が維持員席で観戦していたとされ、7月24日には特別調査委員会のメンバーである山口弘典が手配した維持員席が山口の弟子から暴力団に渡ったことが判明。調査委員会は辞任をうながしたが山口は拒否、解任を勧告し理事会で決定した。なお、山口は委員就任前に出羽海理事にこの問題を報告しており、その上でメンバーに選ばれたため、名古屋場所後出羽海理事が村山理事長代行のあとを受け理事長代行に就く際に問題視され、理事長代行はそのまま村山の続投となっている。 名古屋場所中の7月16日、貴乃花親方が暴力団会長と飲食していたことが発覚するが、親方は否定、特別調査委員会もシロと判断している。 また、7月21日には、松ヶ根部屋が1990年以降、暴力団と関係する企業から春場所宿舎を借り受けていたことが発覚。松ヶ根親方は暴力団との認識はなかったと釈明している。また、23日には同様に境川部屋が暴力団関係者が役員を務める会社から名古屋場所の宿舎を提供されたことが発覚している。
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