大北方戦争以降とは? わかりやすく解説

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大北方戦争以降

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 22:23 UTC 版)

フィンランド湾」の記事における「大北方戦争以降」の解説

サンクトペテルブルク歴史英語版)」および「レニングラード包囲戦」も参照 1700年から1721年までの大北方戦争勝利したことで、ロシアフィンランド湾東部奪回した1703年5月16日、ニエンの近く同じくネヴァ川河口サンクトペテルブルク創建され、1712年にはロシア首都にもなった。サンクトペテルブルクスウェーデン艦隊攻撃から守るべく、1704年5月にはコトリン島近く人工島作られ、そこでクロンシュロット(ドイツ語版要塞築かれた。1705年までにさらに5要塞築かれクロンシュタット市を形成した。これらの要塞同時代の人々に「ロシアダーダネルス海峡」と呼ばれフィンランド湾制海権を得るために設計されたものだった1710年フィンランド湾南岸ペテルゴフオラニエンバウム創設された。1714年7月27日ハンコ半島近く行われたハンゲの海戦においてロシア海軍スウェーデン艦隊大勝した大北方戦争1721年ニスタット条約により終結ロシアネヴァ川沿岸フィンランド湾両岸領地エストランドスウェーデンリヴォニア英語版)、そしてヴィボルグを含むカレリア地峡西部得た。しかし、フィンランドスウェーデン返還された。ロシア・スウェーデン間の戦争1788年から1790年までのグスタフ3世ロシア戦争再開1788年7月6日にはゴーグラント島近くでフーグランド島の海戦(英語版)が起こった。この戦闘戦争決着つけられることはなく、結果的に領土変更なしとなった。なお、この戦争ではスヴェンスクスンドの海戦英語版)という戦闘起こったが、こちらは「フィンランド湾海戦」と呼ばれることもある。 次のロシア・スウェーデン戦争1808年から1809年までのフィンランド戦争である。戦争の結果フレデリクスハムンの和約によりフィンランドオーランド諸島ロシア割譲された。1809年新しく成立したフィンランド大公国ロシア帝国枠内大幅な自治を得、西カレリアフィンランド返還された。1917年12月6日フィンランド議会フィンランド独立宣言採択した1939年から1940年までの冬戦争により西カレリアソビエト連邦併合された。 一方エストニア1918年2月24日独立宣言エストニア独立戦争英語版)を戦ったエストニア共和国1940年まで存続した後、ソビエト連邦併合された。1991年ソビエト連邦崩壊すると、エストニア独立回復したハンゲの海戦 フーグランド島の海戦(英語版)ルイ・ジャン・デプレ(英語版)作。 ヴィボルグ湾海戦英語版イヴァン・アイヴァゾフスキー作、1846年1939年11月30日ソビエト連邦フィンランドとの間の不可侵条約破棄して冬戦争始めると、ソ連軍湾内のセイスカリ島などに上陸開始フィンランド領土失った。 さらに第二次世界大戦通じてフィンランド湾はいくつかの大規模な海戦起こった1941年8月ソビエト連邦タリン撤退英語版)において、ソ連バルト海艦隊タリンからクロンシュタット撤退しようとしたが、ドイツ軍駆逐艦5隻、潜水艦2隻、警備艦3隻、掃海艦2隻、砲艦2隻、高速魚雷艇1隻、そして輸送船支援船43隻を沈められるという大損害を被った沈没船のうち数隻はまだユミンダ岬(ドイツ語版)の近くフィンランド湾海底残っており、ユミンダ岬にはこの海戦死者記念碑立てられている。 1978年サンクトペテルブルク洪水英語版)から守るためのサンクトペテルブルク・ダム建設始まったが、工事が6割まで進んだ段階となった1980年代末期にソ連崩壊関連した財政問題により工事停止した工事その後2001年再開され2011年8月までに完了した

※この「大北方戦争以降」の解説は、「フィンランド湾」の解説の一部です。
「大北方戦争以降」を含む「フィンランド湾」の記事については、「フィンランド湾」の概要を参照ください。

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