基町の関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/03 03:13 UTC 版)
堂本 嘉邦(どうもと くによし) 29歳。基町の勤める会社の6年後輩。広島生まれで中学時代に親の転勤で神奈川に移ったがカープファン。「 -ス」が口癖でいつも基町から注意される。 勝子とは新人研修の頃からの知り合いで、一緒に野球観戦するまで進展し、勝子が意識するまでになったものの、勝子・堂本の後輩にあたるマミと婚約する。しかし互いの性格の不一致(理由の1つに野球を見に行っても面白そうな顔をしてくれないことを挙げている)で自らの意思で解消している。後に支社に飛ばされていたことが明らかになる。第3章開始時に宮崎で勝子に告白するものの流され、甲子園での告白では振られてしまっている。しかし、前述の勝子の一件で友達以上恋人未満の関係まで発展している。ちなみに、大口の契約が取れたりマミが営業で堂本に会いに行った際に別の人が対応するほど有能で地位の高い社員に成長している。 名前の由来は、広島出身でカープファンの歌手、CHEMISTRYの堂珍嘉邦から。 マミ 上の名前は川畑と思われるが詳細は不明。基町・堂本の後輩。堂本と婚約するが、性格の不一致で解消された(ただしマミ自身は自分から振ったと発言している)。社長とは年が離れているものの従兄妹の間柄で、縁故採用で入社しており、時にはそのことを利用して勝子に下された人事に干渉することもあった。 普段はきゃぴきゃぴした人柄ではあるが、その実は猫を被っており、腹黒く陰湿で毒舌な面を隠し持っている。 勝子は苦手な人物ではあるものの、仕事の面ではできる人と評しており、いつも面と向かって言うはずなのに、部長からの配置転換を受け入れたことに対してらしくないと怒ってもいる。堂本に対しては「思うところがあるからうじうじしていて男らしくない」と評している。なお、堂本との婚約を解消した直後なのに医者との合コンに行こうとしていることから、尻軽女の面もある。 モデルとして過ごしていた時期があり、その際ジャビットガールも経験している(ただし踊りを覚えるのに懸命だったため1年で辞めている)。なお、その際に野球好きではないことも明らかになった。 第3章で個人の会社を立ち上げている。 作者にとっても思い入れのあるキャラのようで、第3章第2巻のおまけ漫画で、初期イメージ画と彼女への思いが描かれていた。 部長 本名は不明。勝子・堂本の上司にあたる人物。マミも表向きは上司にあたる。堂本の言葉尻だけをとらえて、勝子を配置転換した人物。社長のいとこになるマミに媚を売ったつもりが、逆にマミの怒りを買い説教される羽目になった。横浜DeNAベイスターズ(連載当初は横浜ベイスターズ)のファンで大のカープ嫌いではあるが、相手選手のケガに対してけなすような人ではないと勝子から評されている。それゆえに、普段はソリの合わない人物ではあるが、野球の話ではある種の共感を持っているようである。 取引先の相手である伊東と勝子の会話を聞いて、怖い女子が増えたと恐れおののいている。 勝子の父・母 広島に住む勝子の両親。共に下の名前は不明。勝子が上京することは当初反対していた。 母親は勝子が帰ってくる度しきりにお見合いを勧めており、しまいには父親が倒れたと偽り、ゴールデンウィークに勝子を帰省させ、お見合いをさせている。その際、ただで受けないと悟っていたのか、横浜ベイスターズ戦のチケットをお見合い写真に添え、お見合い相手と一緒に観戦させるというしたたかさも持っている。なお、母親がしきりに見合いを勧めているのは、勝子の従兄である千秋のことを忘れさせたいがための行動でもある。 前田智徳の引退試合を見たい勝子のためにチケットを取りに行ってあげているほどの子供思いでもある。
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