基盤となる理論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 07:23 UTC 版)
1917年、アルベルト・アインシュタインの論文 Zur Quantentheorie der Strahlung(放射の量子論について)がレーザーとメーザーの理論的基礎を確立した。アインシュタインは、電磁放射の吸収、自然放出、誘導放出についての確率係数(アインシュタイン係数)に基づいて、マックス・プランクの輻射公式から新たな公式を導き出した。 1928年、Rudolf W. Ladenburg は誘導放出および負の吸収という現象が存在することを確認した。 1939年、Valentin A. Fabrikant は誘導放出を使って「短い」波長を増幅できる可能性を予言した。 1947年、ウィリス・ラムとR. C. Retherfordは水素スペクトルに明らかな誘導放出を発見し、誘導放出について世界初のデモンストレーションを行った。 1950年、アルフレッド・カストレル(1966年ノーベル物理学賞受賞)は光ポンピング法を提案し、数年後に Brossel、Winter と共に実験で確認した。
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