商材と特色
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 21:33 UTC 版)
祖業であるカメラ店・ソニーショップを生かした、光学機器(デジタルカメラやビデオカメラ)やナショナルブランドの家電製品(白物家電・情報家電など)の取扱いを主力とする。「消費者の方に納得してお買い上げいただきたい」との観点から、いわゆる「ジェネリック家電」の取り扱いはきわめて限定的(ショッピングサイトで数点の取り扱いがあるのみ)で、品質や価格を精査した最新モデルを中心にそろえる。家電以外には「曲内蔵マイク型カラオケ」をはじめ、鍋などの日用品、カーナビやメンテナンス用具などのカー用品、キーボード・時計・高圧洗浄機・剪定ハサミなどの趣味・実用品、ローヤルゼリーやフィットネス器具などがあるが、これらは「テレビショッピングスペシャル」や「ジャパネットチャンネルDX」での取り扱いが主となっている。ケルヒャー(高圧洗浄機・スチームクリーナーなど)・レイコップ(布団クリーナー)・エンプレイス(カーナビ)・アラジン(暖房器具・トースター)など海外メーカーの商品も積極的に扱うのも特徴。 通販番組(テレビ・ラジオ)では単に商品の性能や価格等をPRするのではなく、ユーザーの目線に立った商品説明を心がけており、説明時に「その商品を買ったら自分の生活がどのように豊かになるのか」を具体的にイメージできるような工夫を行っているという。また、顧客のニーズに応える観点から、使用中の同品目を下取りするサービスや、設置工事の請負(状況によっては基本工事費の減免)、顧客宅でのパソコン等のセットアップサービスや使用方法の説明を積極的に導入している。こういった手法を採ることで、ジャパネットでは50歳代以上が顧客の8割以上を占めるという。 また、ジャパネットの通信販売の特徴として「分割払い金利・手数料負担サービス」を導入していることが挙げられる。分割払い時に発生する金利手数料や代引手数料・振込手数料などを同社が全額負担するというもので、購入者の負担を極力抑えている。『週刊オリラジ経済白書』(日本テレビ系列)(2007年(平成19年)5月22日放送分)によると、2006年(平成18年)に同社が負担した額は約46億円にも上り、フリーダイヤル通話料の負担額は年間2億5千万円であるという。なお、分割購入の場合には指定された信販会社(SMBCファイナンスサービス)との三者間契約となり、所定の審査が発生する。 なお、クレジットカードによる分割払いの場合に発生する金利手数料は顧客の負担となるが、2019年(平成31年)1月23日に分割購入の協力会社であるSMBCファイナンスサービスとの提携により本格展開を開始したWeb会員向けのクレジットカード「ジャパネットカード」では、最大36回までの分割金利・手数料が通常の分割払い時同様に同社で全額負担するほか、同社以外の他店で本カードを利用する場合でも分割3回払い・5回払いに限り、分割金利・手数料相当分のポイントが進呈(ポイント還元の形で金利手数料相当分を同社が負担)される。また、本カードを利用することで分割払いの都度必要となる契約書の記入やクレジットカード利用時に必要なカード情報(カード番号や暗証番号など)の確認が不要(利用状況によってはカードの下4桁の確認のみ)となり、利便性の向上も図られている。そのほか、商品購入時の送料の無料サービス(併せて、カード申込日からさかのぼって60日以内に同社で購入がある場合、その期間内における商品購入時の送料相当分のポイントが進呈される)、2年目以降の年会費相当分のポイント進呈(初年度は年会費無料のためポイント進呈は無し)、各種保険(海外旅行傷害・国内旅行傷害・ショッピング・カード紛失、盗難)の付帯などの特典もある。 2016年(平成28年)7月にECサイトを全面的にリニューアルし、約8500品目だった取扱商品を約600品目に絞り込んだほか、サイト名を「Japanat senQua(ジャパネット センカ)」に変更した。
※この「商材と特色」の解説は、「ジャパネットたかた」の解説の一部です。
「商材と特色」を含む「ジャパネットたかた」の記事については、「ジャパネットたかた」の概要を参照ください。
- 商材と特色のページへのリンク