各地の十日えびすとは? わかりやすく解説

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各地の十日えびす

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/11 00:57 UTC 版)

えびす講」の記事における「各地の十日えびす」の解説

西宮神社西宮市鎌倉時代正元年間1259年-1260年)にはすでに十日えびす祭の潔斎として忌籠祭いごもりさい)がこの神社行われていた。忌籠祭とは戸締まりし静寂守り灯火消し、籠もって夜明けを待つ神事室町時代の『重編応仁記によれば中世西宮市中の家々でも1月9日夕方から忌籠祭おこなわれていた。門松でえびす神が怪我をしないようにと、戦前まで逆さ門松」の風習残っていた。現在では禁忌明けた10日午前6時正門開けられ最初参拝競って200メートル参道競走する開門神事福男選びが行われる。また、招福マグロ奉納するのが恒例となっている。 今宮戎神社大阪市浪速区江戸中期頃から盛んになり、1675年延宝3年)の大阪の町案内図『葦分舟』にその様子が描かれる拝殿で笹を授かり縁起物である吉兆御札・小宝を付ける。 参拝者が小宝を自由に選び福娘によって飾りつけられる。また宝恵駕籠奉納行列が町内を練り歩く京都ゑびす神社京都市東山区元来建仁寺鎮守寺内神社であったものを、神仏分離に際して建仁寺寺侍譲り受け宮司となった神社十日えびす縁起物である福笹授受初め行った神社と言われる堀川戎神社大阪市北区江戸中期頃より盛んになるミナミ今宮戎キタ堀川戎が大阪の町の十日えびす代表するうになる柳原蛭子神社神戸市兵庫区昭和から始められる先々代宮司井上四郎西柳原町内や柳原商店街福海寺柳原大黒天安置)の協力をえて、西宮神社などの十日えびす盛り上がり参考にして始めた大阪天満宮大阪市北区境内外社大将軍社児遷殿にえびすが祀られる十日えびす戦後途絶えていたが、2006年天満天神繁昌亭が開席されたのを契機に、上方落語協会会長桂三枝(現・六代桂文枝)の意向もあり復活した智恩寺京都府宮津市) 「文殊堂十日えびすが行われる。日本三文殊のひとつであり秘仏の「丹後切戸文殊」が開帳され商売繁盛学業成就祈願される。 平塚三嶋神社神奈川県平塚市江戸中期より東海道通行大山信仰として江戸伊豆房総半島から大勢旅人が船で近隣須賀港に寄港する総鎮守である三嶋神社参拝し道中の安全と心身守護祈願されるようになりおおきく栄えた神奈川県唯一、「新春えびすまつり」を毎年1月第3日曜におこなっている。 「新春えびすまつり」は福男福女の祈祷・笹の授与・運福まき神事福娘による歌謡ショーののち福まき)がおこなわれる境内では名物えびす鍋(漁師鍋)やミニフリーマーケットが実施される

※この「各地の十日えびす」の解説は、「えびす講」の解説の一部です。
「各地の十日えびす」を含む「えびす講」の記事については、「えびす講」の概要を参照ください。

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