原子力関係の主な活動・発言
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「大橋弘忠」の記事における「原子力関係の主な活動・発言」の解説
1999年3月、東京電力が福島第一原子力発電所3号機にMOX燃料を装荷することなどを求めた原子炉設置変更許可申請を通商産業省が認可した際、20人の技術顧問のひとりとして意見を述べた。 2005年12月25日、佐賀県主催で開かれた玄海原子力発電所3号機プルサーマル計画についての公開討論会に出席し、プルサーマルを推進する立場で発言。「プルサーマルは現行の軽水炉と同じく安全」、「我々専門家は水蒸気爆発など夢にも考えていない」、「(原子炉)格納容器が破損するなど物理的に考えられない。一億年に一度も無いようなことを問題にする人がいる」、「大隕石が落ちてきたらどうなるか、そういう起きもしない確率についてやっているわけですね」、「プルトニウムを水と一緒に飲んでもすぐ体内から排出される」、「私達のいうことを理解しようともしない」、などと述べた。 2008年1月19日、福島県富岡町で開かれた原子力安全・保安院主催のシンポジウム「一日原子力安全・保安院」にパネリストとして出席した。 2008年、原子力委員会研究開発専門部会委員に就任。 2008年、文部科学省に設置された原子力損害賠償制度の在り方に関する検討会国際枠組み検討ワーキング・グループ構成員を務めた。 総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会、原子力施設安全情報申告調査委員会、独立行政法人評価委員会原子力安全基盤機構部会、「中越沖地震における原子力施設に関する調査・対策委員会」など、経済産業省に設置される各種審議会・委員会の委員にしばしば就任している。 2010年11月24日に発足した高速増殖炉サイクル実用化研究開発(FaCT)プロジェクトにおいて、山名元とともにプロジェクト評価委員会共同議長に就任、同委員会原子炉ワーキンググループ主査を兼任した。 2010年12月、内閣府原子力委員会新大綱策定会議委員に就任。同月21日開催の第1回会議において、事業者・国・安全規制側・地元・国民など利害当事者間の関係は「ガチンコな緊張関係じゃなくて、プロレス的なパラダイムで(一致団結して)議論を進めていくといい」との姿勢を示した。 2011年の福島第一原発の事故後、過去の“プルトニウムを飲んでもすぐ排出される”との発言について、週刊現代から取材を受けたが「大学から何も言うなと言われている」として取材には応じなかった。東大のアイソトープ総合センター長で教授の児玉龍彦からは、「東大の教授でプルトニウムを飲んでも大丈夫などと言った者がいるが、とんでもない!」と批判された。 2011年10月、北陸電力「原子力安全信頼会議」の委員に就任。2014年末時点で7回の会議が開かれ出席している。 文部科学省平成24年度・平成25年度・平成26年度「原子力システム研究開発事業(安全基盤技術研究開発)」プログラムオフィサー。 2012年2月、研究所WEBサイトに「プルサーマル公開討論会に関する経緯について」との文章を掲載(外部リンク参照)。プルトニウムは水に溶けにくいので、仮に人体に入っても外へ出ていく、と述べたのが、それならプルトニウムは飲めるのか、飲んでみろ、となっているらしい。文脈を考えればわかるのに、いまどき小学生でもこんな議論はしないだろう。等の発言を掲載した。 2012年10月、原子力規制委員会に設置された原子力施設安全情報申告調査委員会の委員に就任した。
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