かってにしやがれ【勝手にしやがれ】
勝手にしやがれ!
勝手にしやがれ
勝手にしやがれ
勝手にしやがれ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/04 13:08 UTC 版)
勝手にしやがれ(かってにしやがれ)は、様々な作品の題名として使用されている。以下に一覧として表記する。
- 映像作品
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- 勝手にしやがれ (映画) - 1960年公開のフランス映画
- 勝手にしやがれヘイ!ブラザー - 日本テレビの「金曜20時台」枠で放送されたドラマ(1989年 - 1990年)
- 勝手にしやがれ!! (映画) - 計6作品が製作された日本のオリジナルビデオ作品シリーズ(1995年 - 1996年)
- 勝手にしやがれ (テレビドラマ) - 2002年の韓国ドラマ
- 音楽
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- 勝手にしやがれ (沢田研二の曲) - 沢田研二のシングル(1977年)
- 勝手にしやがれ!!(原題:Never Mind the Bollocks, Here's the Sex Pistols) - セックス・ピストルズのデビュー・アルバム
- 勝手にしやがれ (ジャズバンド) - 日本のジャズパンクバンド
関連項目
- 勝手に仕上がれ - 関ジャニ∞のアルバム『関ジャニ∞の元気が出るCD!!』に収録
勝手にしやがれ!!
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/16 09:19 UTC 版)
『勝手にしやがれ!!』 | ||||
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セックス・ピストルズ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
1976年10月 1977年3月 - 6月 1977年8月 Wessex Sound Studios, London, England | |||
ジャンル | パンク・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル |
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プロデュース |
クリス・トーマス ビル・プライス | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ゴールドディスク | ||||
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セックス・ピストルズ アルバム 年表 | ||||
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『勝手にしやがれ!!』収録のシングル | ||||
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『勝手にしやがれ!!』(原題:Never Mind the Bollocks, Here's the Sex Pistols)は、イギリスのパンクバンド、セックス・ピストルズ唯一のスタジオ・アルバム。1977年10月28日にヴァージン・レコードよりリリースされ、全英アルバムチャート1位を記録。
『ローリング・ストーン』誌の「オールタイム・ベスト・アルバム500」(大規模なアンケートで選出)と「オールタイム・ベスト・デビュー・アルバム100」に於いて、それぞれ41位[8]と7位[9]にランクイン。
解説
全英チャートで1位を獲得。アメリカではトップ100にも入らなかったが、発売から10年後の1987年にはゴールド・ディスクに輝くロングセラーとなった。
本作のレコーディングは1977年春から夏にロンドンのウェセックス・スタジオにて断続的に行われた。プロデューサーのクリス・トーマスは、プロコル・ハルム、ロキシー・ミュージック、サディスティック・ミカ・バンド等を手がけたベテランであり、スティーヴ・ジョーンズのギターを何重にもオーヴァー・ダビングすることで、音に厚みを出した。また、実際の演奏よりやや速目に再生されるよう録音した。エンジニアはビル・プライスが務めた。
ベーシストのグレン・マトロックは、「アナーキー・イン・ザ・U.K.」「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」「プリティ・ヴェイカント」(2番の2行分をロットンが作詞した以外は作詞も担当)など、半数以上の曲を1人で作曲したが、本作のレコーディング直前に脱退している。2000年に行われたインタビューで本作を「ラジオで1曲だけ聴くと凄くいいと思う。でもアルバムを通して聴くと、ちょっと平板というか。僕がいたら、もっとカラフルにできていたかも」と語っている[10]。
マトロックに代わって加入したシド・ヴィシャスの演奏技術が拙かったため、ベースはギタリストのスティーヴ・ジョーンズが担当した。また、すでにシングルとして発売されていた「アナーキー・イン・ザ・U.K.」のベースはマトロックによるものである。
本作制作中のピストルズのレコード契約は不安定なものであり、テレビでの舌禍事件を理由にEMIから契約を打ち切られた後、A&Mレコードと契約するもすぐに破棄された。一時は契約がない状態になったが、最終的にヴァージン・レコードと契約。本作に収録されている「拝啓EMI殿」は題名通りEMIを揶揄したものであり、曲の最後でA&Mにもメッセージが向けられている。
タイトルの中の「Bollock」(スラングで「睾丸」の意)が猥褻だという理由で、警察は本作の販売店に圧力をかけたが、裁判では猥褻に当たらないとされた。
発表から3ヶ月後、ピストルズは初のアメリカ・ツアーに向かったが、現地でジョニー・ロットンが脱退。バンドは空中分解し、結果的に本作がデビュー作にして最後のアルバムとなった。
収録曲
- 作曲クレジットはスティーヴ・ジョーンズ、ジョニー・ロットン、グレン・マトロック、ポール・クックによる。
- ただし、「さらばベルリンの陽」と「ボディーズ」のみマトロックではなくシド・ヴィシャスがクレジットされている。
- UKオリジナル盤(Virgin V2086)は全11曲入りで、特典としてシングル「サブミッション」が付加されていた。1977年11月以降にリリースされたUK盤には「サブミッション」がアルバム内に組み込まれ、曲順が若干変更されている。
- US盤およびカナダ版はアートワークがピンクの下地に緑のバンドロゴとなっている。
UKオリジナル盤
- Side A
- さらばベルリンの陽 - Holidays in the Sun(3分20秒)
- ライアー - Liar(2分41秒)
- 分かってたまるか - No Feeling(2分49秒)
- ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン - God Save the Queen(3分19秒)
- 怒りの日 - Problems(4分10秒)
- Side B
- セブンティーン - Seventeen(2分02秒)
- アナーキー・イン・ザ・U.K. - Anarchy in the U.K.(3分32秒)
- ボディーズ - Bodies(3分03秒)
- プリティ・ヴェイカント - Pretty Vacant(3分17秒)
- ニューヨーク - New York(3分05秒)
- 拝啓EMI殿 - E.M.I.(2分57秒)
USオリジナル盤
- Side A
- さらばベルリンの陽 - Holidays in the Sun(3分20秒)
- ボディーズ - Bodies(3分03秒)
- 分かってたまるか - No Feeling(2分49秒)
- ライアー - Liar(2分41秒)
- 怒りの日 - Problems(4分10秒)
- ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン - God Save the Queen(3分19秒)
- Side B
- セブンティーン - Seventeen(2分02秒)
- アナーキー・イン・ザ・U.K. - Anarchy in the U.K.(3分32秒) ※
- サブミッション - Submission(4分10秒)
- プリティ・ヴェイカント - Pretty Vacant(3分17秒)
- ニューヨーク - New York(3分05秒)
- 拝啓EMI殿 - E.M.I.(2分57秒)
CD版
- さらばベルリンの陽 - Holidays in the Sun(3分20秒)
- ボディーズ - Bodies(3分03秒)
- 分かってたまるか - No Feeling(2分49秒)
- ライアー - Liar(2分41秒)
- ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン - God Save the Queen(3分19秒)
- 怒りの日 - Problems(4分10秒)
- セブンティーン - Seventeen(2分02秒)
- アナーキー・イン・ザ・U.K. - Anarchy in the U.K.(3分32秒)
- サブミッション - Submission(4分10秒)
- プリティ・ヴェイカント - Pretty Vacant(3分17秒)
- ニューヨーク - New York(3分05秒)
- 拝啓EMI殿 - E.M.I.(2分57秒)
参加ミュージシャン
- ジョニー・ロットン - ボーカル
- スティーヴ・ジョーンズ - ギター、ベース、バッキング・ボーカル
- グレン・マトロック - ベース("アナーキー・イン・ザ・U.K."のみ)
- ポール・クック - ドラムス、バッキング・ボーカル
- シド・ヴィシャス - ベース("ボディーズ"のみ)
脚注
- ^ ChartArchive - The Sex Pistols
- ^ norwegiancharts.com - Sex Pistols - Never Mind The Bollocks - Here's The Sex Pistols
- ^ swedishcharts.com - Never Mind The Bollocks - Here's The Sex Pistols
- ^ dutchcharts.nl - Never Mind The Bollocks - Here's The Sex Pistols
- ^ charts.org.nz - Never Mind The Bollocks - Here's The Sex Pistols
- ^ 『オリコンチャート・ブックLP編(昭和45年‐平成1年)』(オリジナルコンフィデンス/1990年/ISBN 4-87131-025-6)p.187
- ^ Never Mind the Bollocks Here's the Sex Pistols - The Sex Pistols : Awards : AllMusic
- ^ “500 Greatest Albums of All Time - 41 The Sex Pistols, 'Never Mind the Bollocks, Here's the Sex Pistols'”. RollingStone. 2014年1月13日閲覧。
- ^ “The 100 Greatest Debut Albums of All Time - 7 'Never Mind the Bollocks'”. RollingStone. 2014年1月13日閲覧。
- ^ セックス・ピストルズ・ファイル(シンコー・ミュージック)より。
勝手にしやがれ!!
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/20 22:02 UTC 版)
「ジョン・モーティマー」の記事における「勝手にしやがれ!!」の解説
1977年、モーティマーはヴァージン・レコードのために事件を受任した。これは、「bollocks」(キンタマ)という語句をタイトルに用いたセックス・ピストルズのアルバム『Never Mind the Bollocks, Here's the Sex Pistols』(気にしてタマるか、俺たちセックスピストルズ)を店頭に陳列・販売したヴァージン・レコードショップのノッティンガム支店支店長が、警官からそのジャケットタイトルの「タマ」を覆って隠せと指導されるも、警官が去った後再び覆いを外してタマを露わにしたとして逮捕され、同様にレコードを販売した他の社員ら2名とともに、Indecent Advertisement Act 1889(1889年破廉恥広告法)違反等を理由としてノッティンガム治安判事裁判所に起訴された事案である。 その手続において、モーティマーは「bollocks」という語句の評価を争い、ノッティンガム大学英語学主任教授ジェームズ・キンズレーを初めとする鑑定証人を請求し、「bollocks」とは古英語の「小さい玉」に由来する「神父」を意味する語であったところ、現代におけるアルバムタイトルの文脈においては「たわごと」と解釈すべきものであるとの証言を得た。そして、ガーディアンらメディアは紙面にタマを含んだアルバムタイトルを掲載しているにもかかわらず訴追の対象とされていないといった主張立証をした上で、発表の主体がドナルドダックやキャスリーン・フェリアーであったならそもそも問題にもされておらず、「セックス・ピストルズ」であるがゆえにかかる狙い撃ち的な起訴がなされたとの最終弁論を行った結果、裁判所は「不本意ではあるが」(reluctantly)としながらも無罪判決を言い渡した。 1984年、モーティマーは弁護士稼業から足を洗った。
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