勝手にしやがれ!!とは? わかりやすく解説

勝手にしやがれ!

作者鈴木いづみ

収載図書鈴木いづみコレクション 2 短編小説集 あたしは天使じゃない
出版社文遊社
刊行年月1997.4


勝手にしやがれ

作者清水一行

収載図書勧奨退職
出版社徳間書店
刊行年月1994.3

収載図書勧奨退職
出版社徳間書店
刊行年月2000.2
シリーズ名徳間文庫


勝手にしやがれ

作者三矢裕子

収載図書詩人カフェ
出版社日本文学館
刊行年月2006.3


勝手にしやがれ!!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/16 09:19 UTC 版)

『勝手にしやがれ!!』
セックス・ピストルズスタジオ・アルバム
リリース
録音 1976年10月
1977年3月 - 6月
1977年8月
Wessex Sound Studios, London, England
ジャンル パンク・ロック
時間
レーベル ヴァージン・レコード
ワーナー・ブラザース・レコード
プロデュース クリス・トーマス
ビル・プライス
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 1位(イギリス[1]
  • 11位(ノルウェー[2]
  • 12位(スウェーデン[3]
  • 16位(オランダ[4]
  • 27位(ニュージーランド[5]
  • 29位(日本[6]
  • 106位(アメリカ[7]
  • ゴールドディスク
  • ゴールド(1977年、イギリス
  • プラチナ(1988年、イギリス)
  • ゴールド(1987年、アメリカ
  • プラチナ(1992年、アメリカ)
  • ゴールド(1990年、オランダ
  • セックス・ピストルズ アルバム 年表
    勝手にしやがれ!!
    1977年
    ザ・グレイト・ロックン・ロール・スウィンドル
    1979年
    『勝手にしやがれ!!』収録のシングル
    1. アナーキー・イン・ザ・U.K.
      リリース: 1976年11月26日
    2. ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン
      リリース: 1977年5月27日
    3. プリティ・ヴェイカント
      リリース: 1977年7月1日
    4. 「さらばベルリンの陽」
      リリース: 1977年10月14日
    テンプレートを表示

    勝手にしやがれ!!』(原題:Never Mind the Bollocks, Here's the Sex Pistols)は、イギリスパンクバンドセックス・ピストルズ唯一のスタジオ・アルバム。1977年10月28日ヴァージン・レコードよりリリースされ、全英アルバムチャート1位を記録。

    ローリング・ストーン』誌の「オールタイム・ベスト・アルバム500」(大規模なアンケートで選出)と「オールタイム・ベスト・デビュー・アルバム100」に於いて、それぞれ41位[8]と7位[9]にランクイン。

    解説

    全英チャートで1位を獲得。アメリカではトップ100にも入らなかったが、発売から10年後の1987年にはゴールド・ディスクに輝くロングセラーとなった。

    本作のレコーディングは1977年春から夏にロンドンのウェセックス・スタジオにて断続的に行われた。プロデューサーのクリス・トーマスは、プロコル・ハルムロキシー・ミュージックサディスティック・ミカ・バンド等を手がけたベテランであり、スティーヴ・ジョーンズギターを何重にもオーヴァー・ダビングすることで、音に厚みを出した。また、実際の演奏よりやや速目に再生されるよう録音した。エンジニアはビル・プライスが務めた。

    ベーシストグレン・マトロックは、「アナーキー・イン・ザ・U.K.」「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」「プリティ・ヴェイカント」(2番の2行分をロットンが作詞した以外は作詞も担当)など、半数以上の曲を1人で作曲したが、本作のレコーディング直前に脱退している。2000年に行われたインタビューで本作を「ラジオで1曲だけ聴くと凄くいいと思う。でもアルバムを通して聴くと、ちょっと平板というか。僕がいたら、もっとカラフルにできていたかも」と語っている[10]

    マトロックに代わって加入したシド・ヴィシャスの演奏技術が拙かったため、ベースはギタリストのスティーヴ・ジョーンズが担当した。また、すでにシングルとして発売されていた「アナーキー・イン・ザ・U.K.」のベースはマトロックによるものである。

    本作制作中のピストルズのレコード契約は不安定なものであり、テレビでの舌禍事件を理由にEMIから契約を打ち切られた後、A&Mレコードと契約するもすぐに破棄された。一時は契約がない状態になったが、最終的にヴァージン・レコードと契約。本作に収録されている「拝啓EMI殿」は題名通りEMIを揶揄したものであり、曲の最後でA&Mにもメッセージが向けられている。

    タイトルの中の「Bollock」(スラングで「睾丸」の意)が猥褻だという理由で、警察は本作の販売店に圧力をかけたが、裁判では猥褻に当たらないとされた。

    発表から3ヶ月後、ピストルズは初のアメリカ・ツアーに向かったが、現地でジョニー・ロットンが脱退。バンドは空中分解し、結果的に本作がデビュー作にして最後のアルバムとなった。

    収録曲

    • 作曲クレジットはスティーヴ・ジョーンズ、ジョニー・ロットン、グレン・マトロック、ポール・クックによる。
    • ただし、「さらばベルリンの陽」と「ボディーズ」のみマトロックではなくシド・ヴィシャスがクレジットされている。
    • UKオリジナル盤(Virgin V2086)は全11曲入りで、特典としてシングル「サブミッション」が付加されていた。1977年11月以降にリリースされたUK盤には「サブミッション」がアルバム内に組み込まれ、曲順が若干変更されている。
    • US盤およびカナダ版はアートワークがピンクの下地に緑のバンドロゴとなっている。

    UKオリジナル盤

    • Side A
    1. さらばベルリンの陽 - Holidays in the Sun(3分20秒)
    2. ライアー - Liar(2分41秒)
    3. 分かってたまるか - No Feeling(2分49秒)
    4. ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン - God Save the Queen(3分19秒)
    5. 怒りの日 - Problems(4分10秒)
    • Side B
    1. セブンティーン - Seventeen(2分02秒)
    2. アナーキー・イン・ザ・U.K. - Anarchy in the U.K.(3分32秒)
    3. ボディーズ - Bodies(3分03秒)
    4. プリティ・ヴェイカント - Pretty Vacant(3分17秒)
    5. ニューヨーク - New York(3分05秒)
    6. 拝啓EMI殿 - E.M.I.(2分57秒)

    USオリジナル盤

    • Side A
    1. さらばベルリンの陽 - Holidays in the Sun(3分20秒)
    2. ボディーズ - Bodies(3分03秒)
    3. 分かってたまるか - No Feeling(2分49秒)
    4. ライアー - Liar(2分41秒)
    5. 怒りの日 - Problems(4分10秒)
    6. ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン - God Save the Queen(3分19秒)
    • Side B
    1. セブンティーン - Seventeen(2分02秒)
    2. アナーキー・イン・ザ・U.K. - Anarchy in the U.K.(3分32秒) ※
    3. サブミッション - Submission(4分10秒)
    4. プリティ・ヴェイカント - Pretty Vacant(3分17秒)
    5. ニューヨーク - New York(3分05秒)
    6. 拝啓EMI殿 - E.M.I.(2分57秒)

    CD版

    1. さらばベルリンの陽 - Holidays in the Sun(3分20秒)
    2. ボディーズ - Bodies(3分03秒)
    3. 分かってたまるか - No Feeling(2分49秒)
    4. ライアー - Liar(2分41秒)
    5. ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン - God Save the Queen(3分19秒)
    6. 怒りの日 - Problems(4分10秒)
    7. セブンティーン - Seventeen(2分02秒)
    8. アナーキー・イン・ザ・U.K. - Anarchy in the U.K.(3分32秒)
    9. サブミッション - Submission(4分10秒)
    10. プリティ・ヴェイカント - Pretty Vacant(3分17秒)
    11. ニューヨーク - New York(3分05秒)
    12. 拝啓EMI殿 - E.M.I.(2分57秒)

    参加ミュージシャン

    脚注


    勝手にしやがれ

    出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/04 13:08 UTC 版)

    勝手にしやがれ(かってにしやがれ)は、様々な作品の題名として使用されている。以下に一覧として表記する。

    映像作品
    音楽

    関連項目


    勝手にしやがれ!!

    出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/20 22:02 UTC 版)

    ジョン・モーティマー」の記事における「勝手にしやがれ!!」の解説

    1977年モーティマーヴァージン・レコードのために事件受任した。これは、「bollocks」(キンタマ)という語句タイトル用いたセックス・ピストルズアルバムNever Mind the Bollocks, Here's the Sex Pistols』(気にしてタマるか、俺たちセックスピストルズ)を店頭陳列販売したヴァージン・レコードショップのノッティンガム支店支店長が、警官からそのジャケットタイトルの「タマ」を覆って隠せ指導されるも、警官去った後再び覆い外してタマ露わにしたとして逮捕され同様にレコード販売した他の社員ら2名とともにIndecent Advertisement Act 1889(1889年破廉恥広告法)違反等を理由としてノッティンガム治安判事裁判所起訴され事案である。 その手続において、モーティマーは「bollocks」という語句評価争いノッティンガム大学英語学主任教授ジェームズ・キンズレーを初めとする鑑定証人請求し、「bollocks」とは古英語の「小さい玉」に由来する神父」を意味するであったところ、現代におけるアルバムタイトルの文脈においてはたわごと」と解釈すべきものであるとの証言得た。そして、ガーディアンメディア紙面タマ含んだアルバムタイトルを掲載しているにもかかわらず訴追対象とされていないといった主張立証をした上で発表主体ドナルドダックキャスリーン・フェリアーであったならそもそも問題にもされておらず、「セックス・ピストルズ」であるがゆえにかかる狙い撃ち的な起訴なされたとの最終弁論行った結果裁判所は「不本意ではあるが」(reluctantly)としながら無罪判決言い渡した1984年モーティマー弁護士稼業から足を洗った

    ※この「勝手にしやがれ!!」の解説は、「ジョン・モーティマー」の解説の一部です。
    「勝手にしやがれ!!」を含む「ジョン・モーティマー」の記事については、「ジョン・モーティマー」の概要を参照ください。

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