分布・分類
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ユーラシア大陸北部に幅広く分布する。その生息範囲はフィンランド北部・エストニア・ラトビアからロシア連邦(サハリン州を含む)・モンゴル・中華人民共和国(中国)の西北部および東北部・朝鮮半島と広範囲にわたる。なおカムチャツカ半島には分布していない。 P. v. volans (Linnaeus, 1758) - 基亜種。フィンランド・エストニア・ラトビア・リトアニア・ベラルーシ・ロシア連邦(本土およびシベリア)・モンゴル・中国(新疆ウイグル自治区・内モンゴル自治区・黒竜江省・吉林省・遼寧省・河北省・北京市・山西省・湖南省)に生息。 エゾモモンガ P. v. orii (Kuroda, 1921) - 日本の北海道に分布する固有亜種。岸田久吉(1924)・黒田長礼(1938)らにより分類された。 カラフトモモンガ P. v. athene (Thomas, 1907) - サハリン(樺太)産の亜種。岸田(1924)・黒田(1938)らが記録。 朝鮮半島産の亜種チョウセンモモンガ P. v. aluco (Thomas) - 黒田(1938)が記録。朝鮮半島では朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)および大韓民国(韓国)で記録されている。 P. v. buechneri Satunin, 1903 - 中国の青海省・甘粛省・寧夏回族自治区・四川省に生息。 また今泉吉典(1949)は北海道産の亜種(エゾモモンガ)をP. v. orii (Kuroda) に分類したほか本州・九州に生息しているモモンガ(後のニホンモモンガ)を別亜種P. v. amygdali (Thomas) に分類したが、ニホンモモンガはエゾモモンガと陰茎骨の形態が全く異なっていることが判明したため後に別種として記載された。
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分布・分類
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「シャープゲンゴロウモドキ」の記事における「分布・分類」の解説
本種が属するゲンゴロウモドキ属は、ユーラシア大陸(旧北区) - 北アメリカ(新北区)にかけ、全北区に広く分布する北方系の種のグループである。中でもシャープゲンゴロウモドキはアジアでは最も南に分布する種で、ゲンゴロウモドキの仲間が寒冷期(氷期)に本州に進出した種の生き残り(遺存種)と考えられる。本来は本州の十数都府県(日本海側および関東地方 - 近畿地方)に分布していた種だったが、多くの都府県で絶滅した。 本種は環境省により Dytiscus sharpi 1種として記載されている一方、かつては後述する経緯により東日本・西日本それぞれの個体群がアズマゲンゴロウモドキ・コゲンゴロウモドキの2種に分類されていた。アズマゲンゴロウモドキ・コゲンゴロウモドキの両種(両亜種、ないし両個体群)は、分布記録からそれぞれ地理的隔離が認められ、遺伝的にも区別できることが知られるが、両亜種間とも生体・形態面に差異は認められず、特にオス個体は外見上で判別することは困難である。そのため、2009年時点で両種は同一種とみなされているが、メスの上翅の縦溝の長さに差異があるため、2種をそれぞれ亜種として認める見解も存在し、分類学的な位置づけは確定していない。 都築裕一 (2003) は「本種は2亜種とも日本固有種かつ、ゲンゴロウモドキ属の中でも桁外れに希少であるため『幻の水生昆虫』と呼ばれ、タガメですら比較にならないほどの珍種だ」と述べているほか、森文俊 (2014) は「2個体群両方の実物を見れば、分類学的な知見以上の違いを感じることは間違いない」と述べている。
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分布・分類
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今日の分類学では約20の亜種に分けられている。ほとんどはアンティル諸島からアンデス地方に見られ、例えば、ブラジルアナホリフクロウ(Brazilian Burrowing Owl, A. c. grallaria)、フロリダアナホリフクロウ(Florida Burrowing Owl, A. c. floridana)など、主にその生息地域によって分類され、外見上の特徴に差は少ない。
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分布、分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/10 19:40 UTC 版)
日本に2種あるだけの小さな固有属である。 欧米では本属をイワウチワ属 Shortia に含めることが一般的であった。しかし、近年のDNA分子系統学的解析により、本属とイワウチワ属との関係は側系統であり異質であることがわかった。したがって、本属の Schizocodon を認めることが適切であるとしている。
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