分布及び生産状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/17 00:00 UTC 版)
パキスタン、インド、ブータン、ネパール、中華人民共和国の南西、タイと広範囲の分布域を持っている。 シャクチリソバは二倍体と四倍体に大別でき、二倍体は中華人民共和国南西からチベット地方、四倍体はタイ北方からインド西北にかけて分布域がある。シャクチリソバの遺伝子やアロザイム変異を解析した結果からチベット地方に二倍体の野生種が発見され、約70万年前から150万年前頃に四倍体に分化したと考えられている。近縁種とされる栽培品種のダッタンソバはその後、シャクチリソバ(四倍体)の分布域において、自然変種・交雑や品種改良を行った可能性が高くなった。 日本には明治時代に薬種として持ち込まれ、東京大学大学院理学系研究科附属植物園で栽培された。その後、園外に飛散した種子が繁殖し、帰化植物として繁茂することとなった。路傍や河川敷などに自生しており、アレロパシーにより他種を駆逐するため、優占群落を形成することもある。北海道は「北海道の外来種リスト」にシャクチリソバを挙げている。
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