分布図の完成、その後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 07:52 UTC 版)
「アホ・バカ分布図」の記事における「分布図の完成、その後」の解説
1991年(平成3年)8月、番組は目標としていた日本民間放送連盟賞テレビ娯楽部門最優秀賞の受賞を決めた。受賞を記念し、テレビ朝日は特別番組としてこの回を放送した。視聴者からはテレビ朝日でも放送するよう要望が寄せられ、1992年11月からテレビ朝日でも番組が放送されるようになった。 後に松本は日本方言研究会で番組の成果を発表し、大きな反響を呼んだ。 1992年5月には第29回ギャラクシー賞選奨、6月には第9回ATP賞グランプリを受賞した。 投稿から調査・研究がなされ、発表されるまでの過程は、その結果とともに、松本によって『全国アホ・バカ分布考 はるかなる言葉の旅路』にまとめられ、1993年に太田出版から出版された。1996年には『全国アホ・バカ分布考』が新潮文庫で文庫化された。方言を扱った本としては、柳田國男『蝸牛考』(岩波文庫)以来の文庫化となった。 1995年5月には京都の女子学生から、女陰を指す方言について同様の調査を行ってほしい、との依頼が番組に届いた。松本は1991年末から「アホ・バカ」以外の単語を対象にしたアンケート調査を行っており、陰部を指す方言についても既に情報を得ていた。しかし放送で女陰を指す語を扱うことができず、不採用となった。2014年に朝日放送勤務を終えた松本は独自に調査を進め、調査結果を2018年に『全国マン・チン分布考』(集英社インターナショナル)と題して出版した。
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