ニホンモモンガとは? わかりやすく解説

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ニホンモモンガ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/19 22:38 UTC 版)

ニホンモモンガ
ニホンモモンガ Pteromys momonga
恩賜上野動物園にて
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: ネズミ目 Rodentia
亜目 : リス亜目 Sciuromorpha
: リス科 Sciuridae
亜科 : リス亜科 Sciurinae
: モモンガ族 Pteromyini
: モモンガ属 Pteromys
: ニホンモモンガ P. momonga
学名
Pteromys momonga
Temminck, 1844
和名
ニホンモモンガ
ホンドモモンガ
モモンガ
英名
Japanese dwarf flying squirrel
Japanese lesser flying squirrel

ニホンモモンガ(日本鼯鼠、日本摸摸具和、日本小飛鼠[1]Pteromys momonga)は、リス科モモンガ属に分類される齧歯類。別名ホンドモモンガ。単にモモンガと呼ばれることもある。

分布

日本本州四国九州固有種[1]

本州(青森県 - 奈良県)の個体群を亜種ホンシュウモモンガ P. momonga amygdali (Thomas) 、山陰道の個体群をサンインモモンガ P. momonga interventus (Kuroda) 、九州の個体群をキュウシュウモモンガ P. momonga T. et S. に分類する場合もある[2]

形態

頭胴長14 - 20 cm、尾長10 - 14 cm。体重150 - 200 g[1]。背面は灰色や褐色、腹面は白い体毛で覆われている。眼は非常に大きい。尾は扁平。

生態

山地から亜高山帯の森林に生息する[1]、混交林にも多く生息する。巣としては樹洞や鳥の巣箱、山小屋の天井裏・戸袋などを利用する他、木の枝に小枝を集めて巣を作る場合もある[1]夜行性で、樹上で活動し、足の間にある飛膜を広げて木から木へ滑空して移動する[1]。天敵はフクロウ類で、フクロウ類に見つからないよう、夕方に巣穴から出ると素早く樹間に姿を消す[1]

単独で生活する[1]。食性はほぼ植物食で、木の、芽、樹皮、種子果実キノコなどを食べる[1]

繁殖形態は胎生。1回に2-6頭の幼獣を年に2回に分けて産む。

参考文献

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i 小宮輝之「ニホンモモンガ」『日本の哺乳類』 11巻(増補改訂版)、学習研究社〈フィールドベスト図鑑〉、2010年2月16日(原著2002年3月29日・初版発行)、76頁。ISBN 978-4054013742
  2. ^ 岡田 1988, p. 679.

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