鹹水魚(かんすいぎょ)浮き魚(浮魚、うきうお、英: pelagic fish)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 06:02 UTC 版)
「魚類用語」の記事における「鹹水魚(かんすいぎょ)浮き魚(浮魚、うきうお、英: pelagic fish)」の解説
底魚の対語。表層や中層に棲む魚の総称。浅海から深海に及ぶ広大な水域に分布し、分類群も多様。底魚との明確な境界はない。深度帯によって表層性、中深層性、漸深層性、深海性などに大別される。浮魚は食物連鎖の上位に位置し、水平もしくは鉛直的回遊を行うものが多いが、特に表層性のものにおいて顕著。つまり発育段階や生態的周期性との関連で生活様式や地理的分布の性状が著しく動的な構造を持つ場合が多い。イワシ、サケ、マグロなどの多獲性の水産的に重要な魚種はここに含まれる。中深層性のものは小型で、種多様性の高いハダカイワシやヨコエソ類などマイクロネクトン魚類が中心である。これらは海洋における鉛直的物質輸送の役割が注目され、直接漁獲対象となることはまれである。
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