出生と即位とは? わかりやすく解説

出生と即位

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 03:16 UTC 版)

ルイ14世 (フランス王)」の記事における「出生と即位」の解説

ブルボン家カペー朝ルイ9世血統の有力家門であり、ルイ14世曾祖父に当たるアントワーヌ・ド・ブルボンナバラ女王ジャンヌ・ダルブレ結婚したことでブルボン家ナバラ王位結びつくジャンヌ・ダルブレが熱心なプロテスタントであったことから、その子のアンリ・ド・ブルボンはフランス宗教戦争ユグノー戦争)におけるユグノーフランスプロテスタント陣営盟主となる。1589年アンリ3世暗殺されたことによってヴァロワ朝断絶する筆頭王位継承権者だったナバラアンリ(アンリ・ド・ブルボン)が即位し新たにブルボン朝開かれたアンリ4世)。アンリ4世カトリック改宗し国内支持固め、その一方でナント勅令出してプロテスタント信仰の自由を(制限付きながら)認め長期にわたる内戦を終わらせた。1610年アンリ4世暗殺される嫡男ルイ13世即位したルイ13世有能なリシュリュー枢機卿宰相起用しフランスにおける絶対王基礎固めた1638年9月5日ルイ14世サン=ジェルマン=アン=レー生まれた時、ブルボン王家男子ルイ13世の弟オルレアン公ジャン・バティスト・ガストンのみであり、ブルボン家ルイ14世誕生辛うじて命脈つないだ両親であるルイ13世王妃アンヌ・ドートリッシュ不仲23年間子が生まれることがなかったため、国王国民待望王位継承者誕生大い祝福した一方でこの子本当父親ルイ13世ではないと一部様々な噂も広まった詳細は「#出生を巡る俗説参照)。 ルイ14世多彩な文化的背景生まれで、父方祖父母アンリ4世フィレンツェ出身マリー・ド・メディシス母方の祖父母はスペイン王フェリペ3世オーストリア出身マルガレーテ・フォン・エスターライヒである。彼は「ルイ・デュードネ」(Louis-Dieudonné、神の賜物の意)の洗礼名授かった。そして、「フランス長男」(premier fils de France )及び、より伝統的なドーファン王太子)の称号受けたルイ13世アンヌ1640年もう一人男子フィリップもうけている。だが、ルイ13世王妃信用しておらず、自らの崩御後王妃国政影響力を持つことを防ごうとして、摂政諮問会議の設置遺言した1643年5月13日ルイ13世41歳崩御すると、僅か4歳ルイ14世即位して母后アンヌ摂政となった。だが、摂政アンヌマザランパリ高等法院支持を受け、ルイ13世遺言破棄して摂政諮問会議廃止してしまう。アンヌマザラン摂政会議の座長実質的な宰相)に抜擢して全権委ねたマザラン有能な政治家ではあったが、一方で貪欲なまでに私財蓄える癖があり、財政逼迫によって苦しめられていたフランス民衆貴族スペイン人摂政太后イタリア人フランスに帰化はしていた)の枢機卿憎んでいた。

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出生と即位

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/26 07:21 UTC 版)

ダライ・ラマ11世」の記事における「出生と即位」の解説

1837年政務拒否していたダライ・ラマ10世ツルティム・ギャツォが満21歳若さ遷化した。公式には体調すぐれず病死しとされる。しかし、かれは必ずしも摂政ツェモンリン・ンガワン・ジャンベル・ツルティムの内政同意あたえてはいなかったため、内々には摂政によって暗殺されたのではないかささやかれた。 のちにダライ・ラマ11世となる子が生まれたのは1838年11月チベット東部カム地方の北ガルタルにおいてであった。父はツェタン・ドンドゥップ、母はユンドゥン・ブーティである。 10世ツルティム死去後転生者捜索おこなわれ1841年、まだ2歳であったこの子認定された。ときのパンチェン・ラマであったテンパイ・ニーパ(テンペー・ニマ、ロサンテンペーニーパ、パンチェン・ラマ7世(英語版))はこの子対し剃髪の儀を執り行い、「ケードゥプ・ギャツォ」の僧名を授けた11世の生まれたカム地方のガルタルは、かつてダライ・ラマ7世(ケルサン・ギャツォ)が流亡生活を送った地であり、ラサはじめとする中央チベット東部辺境地域とのつながりはいっそう深められたこととなる。 ダライ・ラマ11世ケードゥプ・ギャツォは1842年5月25日3歳ラサポタラ宮黄金の座」に推戴され戴冠した

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出生と即位

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/26 07:42 UTC 版)

ダライ・ラマ12世」の記事における「出生と即位」の解説

ダライ・ラマ12世ティンレー・ギャツォは、1857年1月26日チベットウー・ツァン地方ラサ近郊ロカ山南地区)で、父プンツォック・ツェワンと母ツェリン・ユドンのあいだに生まれた1856年1月11世ケートゥプ・ギャツォが謎の死遂げ、それを受けて即座に12探し始まった候補者は3名あらわれ首都ラサ民衆の支持得た大臣らの反対にかかわらず摂政ラデン・トゥルクは「金瓶掣籤」と称されるくじ引き後継者決めこととした。 1858年くじ引き制したのは摂政反対者たちによって支持され少年であった同年ダライ・ラマ12世として認定された彼は、ラサ移ってガンデン寺僧院長だったレティン・ンガワン・イェシ・ツルティム・ギャルツェンより、「ティンレー・ギャツォ」の僧名を得た1860年執政ロサン・ケンラブに僧門誓い立てラサポタラ宮黄金の座」に推戴され戴冠した

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