八田町 (名古屋市)とは? わかりやすく解説

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八田町 (名古屋市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/08 14:54 UTC 版)

八田町
JR八田駅 駅舎
八田町
八田町の位置
八田町
八田町 (名古屋市)
北緯35度8分49.71秒 東経136度51分11.04秒 / 北緯35.1471417度 東経136.8530667度 / 35.1471417; 136.8530667
日本
都道府県  愛知県
市町村 名古屋市
中川区
中村区
町名制定[1] 1921年大正10年)8月22日
人口
2019年平成31年)2月1日現在)[WEB 1]
 • 合計 940人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号[WEB 2][WEB 3]
454-0877(中川区)
453-0000(中村区)
市外局番 052 (名古屋MA)[WEB 4]
ナンバープレート 名古屋
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八田町(はったちょう)は、愛知県名古屋市中川区および中村区の町名。丁番を持たない単独町名である。住居表示未実施[WEB 5]。現在3つの小字(字下長草・長田・屋敷添)が設置されている[WEB 6][WEB 7][注釈 1]

地理

名古屋市中川区八田町は区北部に位置し、東は柳森町万町、西は岩塚町花池町柳瀬町、南は高畑五丁目・上高畑二丁目に接する。中村区八田町は区南部に位置し、北は並木二丁目・烏森町に接する。

中村区側はJR関西本線 八田駅近鉄名古屋線 近鉄八田駅を含む鉄道敷地部分に存在する。

字一覧

八田町とその前身である愛知郡八田村の小字は以下の通り[2][3][WEB 6][WEB 7]。以下の表において、

  • 消滅した字については背景色    で示す。
  • 現存する小字のうち中村区に所在するものには★を、中川区に存在するものには■を付した。
  • 括弧内には読みを示す。
江戸免(えどめん) 上長草(かみながくさ)
五反田(ごたんだ) 下長草(しもながくさ)■
僉議(せぎ) 長田(ちょうだ)★
屋敷添(やしきぞえ)★

歴史

町名の由来

愛知郡八田村を前身とする。『尾張国地名考』は平安時代の開墾田を意味する「治田」(はりた)の転であると推測している[4][5][WEB 8]。 また湿地を意味する「やだ」に「八田」を当てたとの説もある[5]

行政区画の変遷

  • 1889年明治22年)10月1日 - 町村制施行・合併に伴い、愛知郡柳森村大字八田となる[1]
  • 1906年(明治39年)5月10日 - 合併に伴い、常磐村大字八田となる[1]
  • 1921年大正10年)8月22日 - 名古屋市中区へ編入し、同区八田町となる[1]
  • 1930年昭和5年)6月20日 - 中区八田町字江戸免の一部を同区花池町3丁目・柳瀬町1丁目から3丁目に、字上長草の一部を花池町1丁目および2丁目に、字五反田の一部を花池町1丁目から3丁目・柳瀬町1丁目および2丁目に、字下長草の一部を花池町1丁目から3丁目・八田本町・柳瀬町1丁目および2丁目にそれぞれ編入[6]。同時に中区八田町字僉議・長田・屋敷添の各一部で小字を廃止し同区八田町とする[6]。八田区画整理組合の換地処分による(愛知県告示842号)。
  • 1931年(昭和6年)11月15日 - 一部を柳瀬町へ編入[1]
  • 1932年(昭和7年)4月1日 - 一部を花池町・柳瀬町へ編入[1]
  • 1937年(昭和12年)10月1日 - 行政区変更に伴い、中川区所属となる[1]
  • 1944年(昭和19年)2月11日 - 一部が中村区へ編入され、同区八田町が成立[1][7]
  • 1977年(昭和52年)5月15日 - 中村区八田町字長田の一部を同区並木二丁目・烏森町6丁目へ編入[8]
  • 1980年(昭和55年)
    • 9月7日 - 中川区岩塚町・烏森町および中村区烏森町の各一部を中川区八田町へ編入[1]、一部が同区高畑五丁目・上高畑二丁目となる[9][10]
    • 9月21日 - 中川区万町の一部を同区八田町へ編入[1]、一部を同区上高畑二丁目へ編入[10]
  • 1982年(昭和57年)8月29日 - 中川区高畑町の一部を同区八田町へ編入[1]

世帯数と人口

2019年平成31年)2月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[WEB 1]

町丁 世帯数 人口
中川区 八田町 508世帯 940人

学区

市立小・中学校に通う場合、学校等は以下の通りとなる[WEB 9]。また、公立高等学校に通う場合の学区は以下の通りとなる[WEB 10]。なお、小・中学校は学校選択制度を導入しておらず、番毎で各学校に指定されている。

町丁・字 小学校 中学校 高等学校
中川区 八田町 名古屋市立常磐小学校
名古屋市立野田小学校
名古屋市立長良中学校
名古屋市立一柳中学校
尾張学区
八田町字上長草 名古屋市立常磐小学校 名古屋市立長良中学校
八田町字下長草

施設

交通

鉄道

道路

その他

日本郵便

脚注

注釈

  1. ^ 小字が設置されているのは八田町の一部のみ。

出典

WEB

  1. ^ a b 町・丁目(大字)別、年齢(10歳階級)別公簿人口(全市・区別)”. 名古屋市 (2019年2月20日). 2019年2月20日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2019年2月10日閲覧。
  3. ^ 「愛知県名古屋市中村区八田町」の郵便番号”. NAVITIME. ナビタイムジャパン. 2022年2月27日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年1月6日閲覧。
  5. ^ 中川区の町名一覧”. 名古屋市 (2015年10月21日). 2019年2月13日閲覧。
  6. ^ a b 名古屋市道路認定図”. 名古屋市. 2022年3月27日閲覧。「中村区八田町」のページを参考にした。
  7. ^ a b 愛知県名古屋市中川区八田町の住所一覧”. NAVITIME. ナビタイムジャパン. 2022年2月27日閲覧。
  8. ^ 治田とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2025年8月5日閲覧。
  9. ^ 市立小・中学校の通学区域一覧”. 名古屋市 (2018年11月10日). 2019年1月14日閲覧。
  10. ^ 平成29年度以降の愛知県公立高等学校(全日制課程)入学者選抜における通学区域並びに群及びグループ分け案について”. 愛知県教育委員会 (2015年2月16日). 2019年1月14日閲覧。
  11. ^ 郵便番号簿 平成29年度版 - 日本郵便. 2019年02月10日閲覧 (PDF)

書籍

参考文献

関連文献

関連項目

外部リンク

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