三代目B&Bとは? わかりやすく解説

三代目B&B

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 01:30 UTC 版)

B&B (お笑いコンビ)」の記事における「三代目B&B」の解説

洋七は漫才諦めようかと悩んだが、花月劇場幕引き進行役をしていた島田洋八を、また三枝が「あの人はどないや。」と薦めるので洋八を口説き1975年9月、三代目B&Bを結成。「七転び八起き」または「七転八倒」から、それぞれ七・洋八に改名。この命名師匠島田洋之介紳助は「洋七の相方が洋八になって戦力落ちた」と述べている。 結成二年目1977年には第6回上方お笑い大賞銀賞受賞。翌1978年には第13回上方漫才大賞奨励賞受賞するなど実力認められた。こと劇場内で笑いをとることにかけてはB&Bは、一、二争っていた。 しかし当時関西でも演芸番組激減していた時代B&B売れっ子になるという訳ではなかった。1978年吉本入社した大崎洋は「僕が吉本入った頃は、やすきよさんの稼ぎ社員食べられていた規模でした。漫才ブームの前で、劇場には『悪場所』の雰囲気ぷんぷん滅び行くものを芸人さんと走りながら売っていくんやな、と最初に思いましたね」などと述べている。新野新は、B&B当時から高く評価し、「久方ぶりの上漫才収穫といわれながら仕事がないという彼ら。B&Bくらい面白くなった漫才なら、どんどんテレビへ出て、もうとっくに茶の間おなじみになっていいはずだが、時期が悪いといおうかB&Bテレビ出演することは、めったにないそれにしても売り出すということはむずかしいことだと改めて思う」などと著書述べている。 1979年、「ヤングおー!おー!」(MBS制作)のチンチラチンコーナーにレギュラー抜擢されなかった事が原因大阪活動限界感じる(詳細後述)。この事が最終的に決断した理由だが、頑なに東京行き決行した理由を洋七は幾つか異な説明をしている。一つ当時吉本興業には、やすしきよしWヤング中田カウス・ボタンといったそうそうたる売れっ子ズラリといて、どんなに賞を獲ったとしても、自分たちは野球でいえば二軍いつかはハチ回ってくるかもしれないが、ボク待ちきれなかった。また当時大阪若手実力漫才コンビの中では、ほぼ唯一の"非関西圏"の出身でもあり、大阪にいるあいだは"ヨソもん意識"があって大阪執着無く東京なら"ヨソもん"の集まりだからいいだろう考えたこと。「僕ら広島岡山出身やから、大阪で働くのも東京へ行くのも、根本的に違いない」、「一部から認められているのだが、いっこうに売れない。生活だって楽ではない。そんな焦りから気分変えるために東京出た」。他に星セント・ルイス大阪東西対抗というテレビ番組にやってきて、西の代表として迎え撃ったが、笑いでは自分たちが勝っていた。セント・ルイス人気をみて、東京行った方が売れんじゃないかと思ったこと。また、大阪では結構売れっ子となっていたのに、郷里広島や、祖母のいる佐賀ではほとんど知られておらず、「いくら売れて大阪ローカルではダメ東京発全国ネットTV番組出演しなければ意味がない」と悟ったこと。他にも、この頃から付き合いのあったビートたけしから「東京に来いよ」と言われていた、Wヤング平川幸男に「お前らなら売れる。東京行け」と勧められたという話もある。友人でもあり、ライバルでもあったザ・ぼんち里見まさとは、「洋七は以前から、このままはいかん東京出たい出たいと言っていた」と話している。これらの理由から東京活躍したいという野望が沸く。東京進出を洋八に話すと二つ返事OKと言った。洋七は大阪芸人東京進出したのは僕ら初めて」と延べている。上京前日、洋七のアルバイト先のスナック訪ねた親し大阪新聞記者に洋七は、「俺は腕はある。自信もある。けど、どこで漫才やったらええねん」と吐露した。これが当時漫才置かれ状況。洋七の言葉は、当時若手漫才師みんなの代弁だった。上方漫才界のガスは、十分に充満していた。 当時吉本東京事務所がなかった。1979年8月26日NHK教育テレビ若い広場』「B&Bラストin大阪(うめだ花月)」に出演同年9月東京行き決行した

※この「三代目B&B」の解説は、「B&B (お笑いコンビ)」の解説の一部です。
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