七君主
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 22:10 UTC 版)
ベリアル 声 - 沢海陽子 「いかれ帽子屋(マッド・ハッター)」を自称しているが、傲慢(プライド)を司る七君主。ベリアルの名は「無価値」の意であるが、本人は無価値を通り越し「有害」を及ぼす事をモットーとしている。『妬み・破壊・患難・捕囚・欠乏・混乱・荒廃の7つの悪徳を愛し、ベリアルの唇からはそれらが生まれる』と言われる程、弁舌に長けている。 外見上は細身で長身、喋る声の低さにより男性にしか見えないが、気分次第で男女どちらの服装も身に着ける、中性的な悪魔。この身体的特徴は自身の女性化を自ら薬を用いて防いだ為で、肉体は実質、男でも女でも無いので子供を身篭る事はない。いつも道化の化粧で隠した素顔は、実は非常に美しく、右足の太ももには蝶の刻印の図形(シジル)がある。 天界ではラファエルの副官として力天使の地位にあったが、当時から非常に淫らで束縛を嫌うために、関係を持った複数の天使が嫉妬から、発狂や奪い合いで殺し合うなど、死に追いやられていた。その現場に現れ罵ったルシフェル(後のルシファー)に心酔し、彼と共に堕天した。その言動に惑わされがちだが、心底では強くルシファーを求め、ずっと愛されたがっている。 アスモデウス 淫欲(ルスト)を司る七君主。山羊の頭を持つ。 非常に淫らであるが、性に関して冷酷な感情を持っている。ベリアルへの冷淡な愛情から、九雷奪還の為に屋敷に迷い込んで来た刹那に協力する。 アスタロト 怠惰(スルース)を司る七君主。1匹の蛇を媒介として生み出された双子の兄。 神の実験により自らの体内に双子の妹・アスタロテの魂を内包している事、自分より劣りながら体を共有している妹と神への憎しみから、血を好む残虐な狂気を宿した性格で、常にギリギリの所で正気を保っている。 本編では書かれていないが髪は染めた金髪である。アスタロテが表に出ている時は、アスタロトは黒い蛇に封印される。 アスタロテ アスタロトと体を共有しているが、アスタロトに疎まれている双子の妹。 それにより子供が産めないが、子供を食らう事でその欲求を満足させようとしている。アスタロテ・アスタロトの体は、現れた兄妹の人格により性別が左右される。 アスタロトが表に出ている時は、アスタロテは白い蛇に封印される。 バルベロ 声 - 笠原留美 憤怒(ラース)を司る七君主。かつてはバルという名のミカエルの部下であったが、第一次天地大戦時に庇ったルシファーにより、死の淵より救われて堕天する。自称「ルシファーの最初の妻」。他の悪魔達との間にも多くの子供(アバドンを含む)を儲け、それをルシファーとの子だと公言している。 第一次天地大戦時ミカエルを裏切ったことに罪悪感を抱いているのか、ルシファーより正体を明かされる際は狼狽し、ミカエルのことを「ミカエル様」と呼んだ。 リヴィアタン 嫉妬(エンビイ)を司る七君主。 マモン 貪欲(グリード)を司る七君主。 ベールゼビュート 暴食(グラトゥニイ)を司る七君主。
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