七右衛門嵓の伝説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/17 02:56 UTC 版)
かつて七右衛門(しちえもん)という純真な若者が居た。兄のように慕う友に裏切られたため、世をすねて荒んだ生活となった。そしてついには盗人となり、有馬へ向かう山越えの行商人を襲うようになった。荒地山には石の宝殿の権現が住んでいるという伝説があり、悪事を働くと荒地山に迷い込んで神罰を受けると信じられていた。ある日姿が見えなくなった七右衛門を探しに、村人が荒地山に登ったところ、岩穴で頭をくじかれて死んでいる七右衛門を発見した。この伝説により、荒地山にある洞門を七右衛門嵓と呼ぶようになったといわれている。 なお、1995年の阪神・淡路大震災で七右衛門の一部が崩れたため、現在の洞穴は新七右衛門嵓と呼ばれている。 荒地山の山頂 岩梯子(いわばしご) 新七右衛門嵓(しんしちえもんくら)
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