ラフィン・コフィン(Laughing Coffin)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 07:15 UTC 版)
「ソードアート・オンラインの登場人物」の記事における「ラフィン・コフィン(Laughing Coffin)」の解説
PoHが組織した最凶最悪の殺人ギルド。通称「ラフコフ」。ゲームオーバーが現実の死となるSAOにおいて公然とPKを行う快楽殺人集団。次々に新しいPKの手口を開発し、100人を超えるプレイヤーを殺害した。2024年8月に捕縛を目的として「血盟騎士団」と「聖竜連合」を初めとする攻略組の有志50名による討伐隊がアジトを急襲するが、情報漏洩により逆に奇襲を受け、討伐隊側11人、ラフコフ側21人が死亡する惨事となり、PoHを除く12人が捕縛されたことで事実上壊滅する。この戦いは参加したキリトを始めアスナやクラインにとっても思い出したくない最悪の出来事として刻まれているが、SAO生還者となった「ラフコフ」構成員の一部はPKの快楽を忘れられず、VR関連の新たな犯罪に手を染めている。 PoH(プー) / ヴァサゴ・カザルス(Vassago Casals) 声 - 小山剛志(アニメ版) / 藤原啓治(ゲーム版) ギルドのリーダー。アインクラッド編の「圏内事件」で初登場し、ファントム・バレット編でSAOにおける悪行とキリトとの因縁が語られ、アリシゼーション編で再登場してキリトと対峙する。 SAOでは躯で膝上までのポンチョで身を包み、フードを目深にかぶった姿で登場し、凄まじい剣技とPKを成功させるたびにスペックが上昇する魔剣クラスの大型ダガー「友切包丁(メイト・チョッパー)」により、数多のプレイヤーを斬殺している。殺戮の前の決め台詞は「イッツ・ショウ・タイム」。強烈なカリスマ性を持ち、その美貌と美声により多くの犯罪者プレイヤーを誘惑し、彼らを洗脳して狂的なPKに走らせた「陽気な扇動者」である。 策謀にも長けており、アインクラッドの第2層攻略の時点からPKを画策しており、スパイを送って攻略組の不和を誘発し、他プレイヤーに不正行為の手口を広め、さらにPKの心理的ハードルを下げるために不正を働いたプレイヤーを全プレイヤーの総意に基づいて処刑させることを企み、ついに2024年の元旦には殺人ギルドの結成をアインクラッド中に宣言する。ラフコフ討伐戦は大きくなりすぎた組織の舵取りに飽きた彼が意図的に仕組んだものであり、自ら双方に情報漏洩を行って全面衝突を誘導し、討伐戦の直前に自身は行方を晦ましている。 第5層でキリトの殺害に失敗して以降、彼に強く惹かれるようになる。どんなに苦しめ、誘惑しようとも決して屈しないキリトに歪んだ信頼と愛情を抱いており、ラフコフ討伐戦でキリトが正当防衛とはいえPKをした様に腹を抱えて大笑いし、ゲームクリアの際にはキリトを殺し損ねたことに深い失望と虚脱を味わう。 圏内事件については「#黄金林檎」を、アリシゼーション編については「#ヴァサゴ・カザルス」を参照 ザザ(XaXa) / 新川 昌一(しんかわ しょういち) 声 - 保志総一朗 アインクラッド編の「圏内事件」で初登場し、ファントム・バレット編でSAOでの素行が語られる。GGOにおける「死銃事件」の実行犯の一人であり、ステルベンとしてキリトと対峙する。 ギルドのトップ3の1人。通称「赤眼のザザ」。SAOでは髪と眼の色を赤にカスタマイズし、髑髏を模したマスクを着け、赤の逆十字を彩ったフードマントを纏う。エストックの達人で、他人のエストックを奪いコレクションしていた。言葉を短く切りながら話す癖がある。ジョニーと組んで10人を超えるプレイヤーを殺害する。「圏内事件」でキリトに恨みを持ち、ラフコフ討伐戦で攻略組と交戦するも敗北し、SAOクリアまで牢獄に拘束される。攻略組に捕縛された際、キリトに名乗ろうとするが、拒絶される。 圏内事件については「#黄金林檎」を、死銃事件については「#ステルベン」を参照 ジョニー・ブラック(Johnny Black) / 金本 敦(かなもと あつし) 声 - 逢坂良太 アインクラッド編の「圏内事件」で初登場し、ファントム・バレット編でSAOでの素行が語られる。GGOにおける「死銃事件」の実行犯の一人であり、その半年後にアリシゼーション編の現実世界で和人と対峙する。 ギルドのトップ3の1人で、ザザの相棒。頭陀袋を思わせる黒いマスクで顔を覆い、子どもっぽい態度と外見を持つ毒ナイフ使い。PoHのことは「ヘッド」と呼んでいる。「圏内事件」でも殺害までには至らなかったものの、「忍び足(スニーキング)」スキルでシュミットの背後から忍び寄り、鎧の隙間から彼の喉を毒ナイフで掻き切るという暗殺者じみた行動を見せる。ラフコフ討伐戦で捕らえられ、ゲームクリアまで牢獄に拘束される。 プログレッシブ編ではデスゲーム開始当時の姿が描かれ、当時はジョーと名乗っていた。既にPoHの配下になっており、攻略組に紛れ込み問題が起こる度に煽動しプレイヤーたちの不和を生じさせていた。キリトが「ビーター」を名乗るようになった原因でもある。 圏内事件については「#黄金林檎」を、死銃事件とアリシゼーション編については「#金本 敦」を参照
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