ユニオン編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/26 07:10 UTC 版)
ユニオンとは、世界中の政府に兵器を売りさばき「死の商人」と揶揄される国際総合商社。「Ω砲」という放射能を残さない大量破壊兵器を開発して世界征服を企んでいる。ニューヨークに本社があるが日本にも支部があり、日本領の無人島にその秘密工場がある。 博士(ドクター)ラッセル ユニオンに捕まり、Ω砲の開発を強いられている老人。日本語は話せない様子だが、ユニオンの総帥にアインシュタイン以来の天才と言わしめるほどの頭脳を持つ。 Ω砲の完成を阻止するため、その中核部分の設計を記録したコイン型の磁気ディスクを持ち出し、逃走する。ディスクはコインとしてQ太の手に渡るが、ユニオンに嗅ぎ付けられ最終的に博士ともどもユニオンに連れ戻されてしまう。 ユニオンの秘密工場ではΩ砲を完成させるが、同時に自爆させるための情報をQ太たちに託す。その後ユニオンから用済みと見なされてQ太たち共々Ω砲の標的ミサイルに入れられるも、目論見通りチョロQを使ったΩ砲の自爆工作が成功し、島は消滅。そのままミサイルに乗って逃げ延びた。 アルバート先生 ユニオンの一員で、ラッセル博士を追う男。Q太の手に渡った「コイン」を取り返すため、Q太の担任の代行教師となってQ太に接近する。音楽室に壮大なジオラマのコースを作ってチョロQレースを行い、その際にマグナム号をすり替えて誘拐。身代金として例の「コイン」を要求するという作戦に出る。 クイーン ユニオンの一員で、Q太の監視を任された大人の女性。デパートのチョロQレースでの対戦相手。 Q太が身代金としてコインを渡すことを決めた様子だったのでラッセル博士はあわてて「コイン」を奪い戻すが、隠した先がたまたまデパートのチョロQレースの景品用コインだったことから、Q太はそのレースに出場する。このときクイーンもQ太の動向を探る必要があったため、アルバートからの指示で歳甲斐なく子供に混じってチョロQレースに出場させられるハメになる。クイーン達は目的のコインが景品であることには気付いていなかったが、彼女の元に届けられたユニオン製のチョロQには誘拐したマグナム号のデータが反映されていた様子で、車種は違うが走りはマグナム号そっくりの高性能。マグナム号の無いQ太は市販品「大改造セット」で作ったマグナムIIIで対抗するが、苦戦を強いられた。 レース後はチョロQレースの奥深さに気を取られてQ太を見失う。直後にユニオンを追う探偵に追われた様子だが、結局捕まることはなかった。 エディ・キャノン・河東(カート) ラッセル博士の家族からの依頼により、博士とユニオンを追ってニューヨークから日本にやってきた探偵。不意打ちでユニオンの兵士から銃を奪うほどの身体能力を見せるが、射撃は苦手とのこと。また、訓練を受けた格闘のプロには敵わなかった。 ユニオンの企みや博士の事情をQ太たちに説明したところ、Q太たちは自分たちにも責任があると奮起。地球の危機を救うため、一行はユニオンの秘密工場に忍び込むことになった。Q太たちにとっては日本語の通じない相手との通訳の役割も担った。
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