ユニオン・ピアソン・エクスプレス
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ユニオン・ピアソン・エクスプレス (Union Pearson Express) は、カナダ、オンタリオ州トロントのユニオン駅とトロント・ピアソン国際空港を結ぶ空港連絡鉄道である。略称はUP EXPRESS(アップ・エクスプレス)[1]、UPX[2]。トロントの近郊鉄道「GOトランジット」からは独立して運営されている。
歴史
- 1980年代 鉄道路線建設に興味を持つ[3]:6–7[誰によって?]。
- 1989年、1990年 ジョージタウン線を結ぶ計画が浮上する[3]:7。
- 2001年 LINKトレインの計画が浮上し、これと乗り換えができるようにする計画もある。
- 2011年10月24日 建設開始[4]。
- 2015年6月6日 開業[5](2015年パンアメリカン競技大会開催に合わせるため[6])。
駅一覧
駅名 | 営業キロ | 接続路線、施設 | 自治体 |
---|---|---|---|
ユニオン駅 | 0.0 | ■GOトレイン全線 ■トロント市地下鉄ヤング・ユニバーシティ線 |
トロント |
ブロア駅 | 5.3 | ■GOトレイン・キッチナー線 ■トロント市地下鉄ブロア・ダンフォース線(ダンダス・ウェスト駅) |
トロント |
ウェストン駅 | 12.2 | ■GOトレイン・キッチナー線 | トロント |
第1ターミナル駅 | 23.3 | LINKトレイン | ミシサガ |
運行形式
ユニオン駅の乗り場は駅の西端にある。早朝4:55頃から深夜1:00頃まで15分おきに運行され、ユニオン駅とトロント・ピアソン国際空港間の所要時間は25分。60人乗りの車両を2〜3両編成で運行される。交通プリペイドカードPRESTOを使用して乗車することもできる[6]。車両は日本車輌製造が製造するディーゼルカー[7][8]。
2025年頃には全線で電化が完成する予定となっている。
ユニオン駅と空港間の運賃は一般の切符で大人12.35カナダドル、シニア6.20カナダドル、12歳以下の子供は無料。PRESTOを使用する場合は大人9.25ドル。ユース(13~19歳)割引はない。家族・グループチケットもある[9]。
脚注・出典
- ^ “UP EXPRESS(アップ・エクスプレス)の運賃発表”. トロント観光局公式日本語ブログ. 2015年4月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年2月28日閲覧。
- ^ “Union Pearson Express trains enter intensive, pre-launch testing” (英語) (2015年2月24日). 2015年2月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年2月28日閲覧。
- ^ a b “Environmental Project Report – Georgetown South Service Expansion and Union-Pearson Rail Link” (英語). Toronto: Metrolinx (2009年7月30日). 2012年4月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年8月7日閲覧。
- ^ “The Air Rail Link (ARL) Fact Sheet” (英語). Metrolinx. 2014年3月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月5日閲覧。
- ^ “It's Official. UP Express Opens June 6, 2015!” (英語). Union Pearson Express (2015年4月22日). 2015年5月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月19日閲覧。
- ^ a b “トロント市の交通機関に来年加わる空港シャトル列車「Union Pearson Express」”. トロント観光局公式日本語ブログ. 2015年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年2月28日閲覧。
- ^ “日本車両・住友商事連合 カナダ・オンタリオ州鉄道公社向けにディーゼルカー12両を受注”. 日本車輌製造株式会社 (2012年7月6日). 2016年6月27日閲覧。
- ^ “来春営業開始の「UP Express」最新情報(2014年9月現在)”. トロント観光局公式日本語ブログ. 2020年6月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月25日閲覧。
- ^ “Tickets and Fares” (英語). 2024年2月18日閲覧。
外部リンク
- Official site (英語)
ユニオン・ピアソン・エクスプレス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/13 14:30 UTC 版)
「日本車輌製造製北アメリカ向け気動車」の記事における「ユニオン・ピアソン・エクスプレス」の解説
2015年6月6日から営業運転を開始した、カナダ・トロント中心部とトロント国際空港を結ぶ、メトロリンクス(Metrolinx)(英語版)が運営する空港連絡鉄道であるユニオン・ピアソン・エクスプレス(Union Pearson Express、UP Express)は、開業に合わせて日本車輌製造製気動車を導入している。編成は貫通扉付きの車両(C車)を中間に挟んだ3両編成(A車 + C車 + A車)が4本、2両編成(A車 + A車)が3本で、導入車両数は計18両となる。 SMART向け車両と比べて寒冷地を走るため、各種ヒーターの強化やスリップ防止用の設備など耐雪・耐寒性を重視した仕様となっている。内装についても、SMARTより短距離を走る事、空港連絡鉄道に用いられる車両である事から自転車用ラックやバーカウンターは設置されておらず、代わりにカナダの基準に基づいた荷棚や大型荷物を収納可能な荷物スペースが設置されている。列車便所は中間に連結されるC車に存在する。 ただし、導入開始の時点でユニオン・ピアソン・エクスプレスには将来的な路線電化の計画が存在しており、電化が完成した際は日本車両製造製気動車は電車によって置き換えられる予定となっている。 車内 "A車"(2015年撮影) "C車"は先頭部に貫通扉が存在する(2016年撮影) 2015年6月6日の開通式には気動車を模したケーキが用意された
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