ユゴイとは? わかりやすく解説

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ゆ‐ごい〔‐ごひ〕【湯×鯉】

読み方:ゆごい

スズキ目ユゴイ科河川中流から汽水域にかけて生息し全長25センチ。体は側扁し、目が大きく銀白色黒点散在する南日本から熱帯にかけて分布静岡県伊東市温泉湧出する浄ノ池が北限として知られた。


湯鯉

読み方:ユゴイ(yugoi)

ユゴイ科淡水魚

学名 Kuhlia marginata


ユゴイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/24 14:27 UTC 版)

ユゴイ学名:Kuhlia marginata )はスズキ目ユゴイ科に属する魚類である。インド太平洋熱帯亜熱帯域に広く生息し、日本でも琉球列島の河川でよくみられる。本種は生活史のほとんどを河川の河口から中流域で過ごす汽水淡水魚であるが、産卵は海で行い、稚魚幼魚の間はで過ごす降河回遊を行う。体長は最大でも17 cm程度と小型で、体後方部背側にみられる暗色斑点や、各の黒い縁取り、尾鰭臀鰭の端にみられる赤い着色などが特徴的である。


  1. ^ a b c d Hoese, D.; Mailautoka, K.; Ebner, B. (2019). Kuhlia marginata. IUCN Red List of Threatened Species 2019: e.T11060A123377956. doi:10.2305/IUCN.UK.2019-3.RLTS.T11060A123377956.en. https://www.iucnredlist.org/species/11060/123377956 2020年4月12日閲覧。. 
  2. ^ a b c Froese, Rainer and Pauly, Daniel, eds. (2019). "Kuhlia marginata" in FishBase. December 2019 version.
  3. ^ ユゴイ”. 日本海洋データセンター(海上保安庁). 2020年1月24日閲覧。
  4. ^ a b c John E. Randall; Helen A. Randall (2001). “Review of the Fishes of the Genus Kuhlia (Perciformes: Kuhliidae) of the Central Pacific”. Pacific Science 55 (3): 227–256. doi:10.1353/psc.2001.0024. 
  5. ^ a b c d Kuhlia marginata”. Fishes of Australia. 2020年4月12日閲覧。
  6. ^ Silver flagtail”. Queensland Government. 2020年4月12日閲覧。
  7. ^ a b 『小学館の図鑑Z 日本魚類館』中坊徹次 監修、小学館、2018年、319頁。ISBN 9784092083110
  8. ^ a b Shin-ichiro Oka; Katsunori Tachihara (2008). “Migratory history of the spotted flagtail Kuhlia marginata”. Environmental Biology of Fishes 81: 321–327. doi:10.1007/s10641-007-9203-z. 
  9. ^ a b 片山正夫. “ユゴイ”. 日本大百科全書 (コトバンク. 朝日新聞社 Voyage Group. 2021年1月24日閲覧。
  10. ^ 岩坪洸樹、橋口亘、本村浩之「九州初記録のユゴイ科魚類オオクチユゴイ」『Nature of Kagoshima』第43巻、2017年、 189-192頁、 NAID 120006879810


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ユゴイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 06:05 UTC 版)

浄ノ池特有魚類生息地」の記事における「ユゴイ」の解説

報告書での学名 Kuhlia marginata 報告書での和名 ゆごひ(湯鯉方言名 湯鯉 (ゆごひ) ウィキメディア・コモンズには、ユゴイに関連するカテゴリあります。 ユゴイ (英: Spotted flagtail)はスズキ目スズキ亜目ユゴイ属属すであり、学名Kuhlia marginata (Cuvier, 1829)、標準和名はユゴイ(湯鯉)である。黒田報告書では本種を海産魚としているが、今日では一般的に熱帯・亜熱帯河川中流淡水域および下流汽水域生息するとして知られている。当地での呼び名は他の4種違い標準和名と同じ湯鯉である。銀色ないし白銀色で、水中では特に明るく見えると報告書には記載されている。体長大きいもので1尺2寸(約36cm)、高さ5-6寸(約15-18cm)、群遊するであり、黒田調査した時点浄の池には15-16尾ほどが群れをなして泳いでいたという。また唐人川にも多数遊泳していたことが確認されている。ユゴイはオオウナギと並ぶ浄の池熱帯性魚類代表的なものとして知られており、小学館発行日本大百科全書のユゴイの項目、同じく小学館発行大辞泉三省堂発行する大辞林湯鯉の項目で、静岡県伊東市浄の池有名な生息地生息北限であった等の解説がされている。

※この「ユゴイ」の解説は、「浄ノ池特有魚類生息地」の解説の一部です。
「ユゴイ」を含む「浄ノ池特有魚類生息地」の記事については、「浄ノ池特有魚類生息地」の概要を参照ください。

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