モンスター・ウォーズ編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 00:46 UTC 版)
「TOUGH (漫画)」の記事における「モンスター・ウォーズ編」の解説
ブル・マツダ 元アマレスラーの総合格闘家。タックルでコンクリートの壁を壊し、生身でジャンボジェット機を引く怪力を持つ。 ハイパーバトル優勝者の熹一を倒して名を上げようと路上で彼を襲うが締め落とされ、返り討ちとなる。熹一と出会う前は膝の持病による練習不足とタニマチからの誘いを断れないことによる不摂生が原因で体重超過に悩まされ、暫く低迷していた。また、妻子持ちだったが、自身のDVが原因で離婚され、妻が過労で亡くなった事で娘からも嫌われるなど、散々な生活を送っている。 鯱山十蔵と戦うようブッカー・ゼロに命じられ、野試合を仕掛けるも惨敗し、前歯を折られるなどの重傷を負う。鯱山にリベンジするため熹一と共に修業をし、灘神影流「巨岩返し」を習得する。1ヶ月後のモンスター・ウォーズ一回戦で再戦し、鯱山の高速タックルを「巨岩返し」で返すなど善戦するも惜敗する。しかし試合そのものは大きく盛り上がり、娘ともこの鯱山戦後に和解した。 鯱山十蔵(しゃちやま じゅうぞう) 『サムライ・プロレス』所属のプロレスラーで、往年の人気覆面レスラー、グレート・オルカの息子。総合格闘技に参戦したり、専属トレーナーを雇い最先端のトレーニングにも取り組むなど従来のレスラーとは一線を画した存在を目指していることから、「ネオ・プロレスラー」と呼ばれている。高い身体能力と卓越した格闘技術の持ち主だが、根っこはプロレスラーであり、その事にプライドを持っている。 野試合を仕掛けたブル・マツダを返り討ちにする。再戦を求められた際も馬鹿にしており、再戦した試合でもマツダのタックルをブレーンバスターで難なく返し、打撃で圧倒する等の実力を見せつけていたが、「巨岩返し」を喰らった事でマツダを見直し、最後は殴り合いの末に勝利する。 自分の父親が特に理由も無くファントム・ジョーにより再起不能にされた事実を鬼龍から知らされ、仇を討つことを決意するが、モンスター・ウォーズ第2回大会で熹一に試合開始3秒でKOされる。 ブッカー・ゼロ 本名は大江万次郎。格闘技界の代理交渉人で、モンスター・ウォーズのプロモーターでもある。後ろ盾を持たないフリーのレスラーからは頼りにされているが、その弱みに付け込み選手に無理難題を命じるなど、儲けるためなら手段を選ばない悪徳プロモーター。鯱山をスターにするためにマツダをけしかけるなど、彼をかませ犬として利用していた。 御子神銀次(みこがみ ぎんじ) 大物フィクサー。サムライ・プロレスのオーナー及びモンスター・ウォーズの真の主催者でもある。本人は国士のつもりだが、ブッカー・ゼロや鬼龍曰く国賊。かつてファントム・ジョーに四肢を切断され頭皮の一部を剥がされるという凄惨な目に遭い、それ以来100mを10秒で走る電動義足と、毎秒100発の弾丸を発射するガトリング砲を仕込んだ義手を装着しており、自身を襲撃した鉄砲玉をそれで返り討ちにしている。剥がされた頭皮はファントム・ジョーの皮膚を移植するつもりでいるため、それまでは仮面を被りわざと醜い風貌のままでいる。 富岡伴内(とみおか ばんない) ヤクザ空手家で、背中には鵺の刺青が彫ってある。かつてヤクザの末席にいたが、伴内の妹を妾に迎えながら薬物中毒にして自殺に追い込んだ組長を殴打し、重傷を負わせて組を破門になったところを御子神に拾われる。それ以来、御子神に対して強い忠義心を抱く。 下段蹴りは木製バット5本をへし折る威力を持ち、熹一と引き合わされた時に「飛電蹴り」を当て内臓にかなりのダメージを負わせた。熹一との試合では、御子神の仇であるファントム・ジョーを殺すためにも鬼にならなければならないという覚悟で挑み、飛電蹴りや反則行為などを織り交ぜ熹一を大いに苦しめたが、生来の優しさから結局は徹底できずに灘神影流「鰻締め」で締められ失神KOで敗北。
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