マスコミ対応、演説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 06:59 UTC 版)
2020年4月7日、新型コロナウイルスの対応として緊急事態宣言が発令されたことに伴い衆議院では14日から開催する委員会の数を絞り込むことで、国会に来る議員らの数を7割から8割程度減らす取り組みが始まったほか、午後に行われた衆院本会議では採決の際には、ほぼすべての議員が集まっていたが、採決が終わった瞬間、各党があらかじめ決めた半数の議員が議場から一斉に退室した。この対応についてフジテレビから取材を受けた際、「今までの日本議会史上、そういうのはありませんので。今まで経験がありませんし、ちょっと違和感を感じています」と述べたほか、「密閉・密接・密集、3密がいけないと。われわれが率先して守らないといけない」と主張した。また、新型コロナウイルスへの対応について、記者から何かとトラブルの多かった大臣時代をいじられる形で「この時期に大臣やってたら、大変でしたね?」と質問されるも、「大変ですね。地元では、みんなわたし以外の人、「桜田さん熱心に東京で頑張ってくれよ、地元には帰ってこなくていいからね」と、激励とも、ちょっと嫌みみたいに聞こえますよね」と返答した。 日刊スポーツの取材で「1年しか続かなかった第1次政権と8年近くにわたって続いた第2次政権との違いは?」とについて「官房長官が違うだけだよ」と分析している。また、当選同期の菅義偉と共通点が多いにもかかわらずキャリア末期では大きな違いが出たことについては「俺は25歳で(建設)会社をつくって好き勝手やっていたが、彼は(小此木彦三郎元通産相の)秘書を11年務め、中央政界を長く見てたんだね。人に仕え、人に尽くしてきた。俺は間違ったことは言ったことはないと思うけど、人の言いづらいことも言ってきたが、彼は発言も慎重だ。人を生かしたり、立てるために働くことをずっとやっていたから、失言が少ないんじゃないかな。この性格の違いが行く末を大きく違えたと思っているよ」と述べている。 前述の参議院選挙での出来事について取材を受けた際、「自粛なんてとんでもない。書物を読みながら静かに過ごすとか、やったことないもの。オレには似合わないよ。お呼びがないだけで、オレが行って評判が悪くなったり、票を減らしちゃったらしょうがないから」、「(演説は)最初だから聞いてくれるんだよ。4番目や5番目なんて聞いてないから。『開会あいさつの次にやらせろ』と注文したの」と述べ、件の噂や前座扱いを否定した。 2020年の自民党総裁選挙では、自身が支持している菅義偉のパーティーであいさつし「(菅氏は)デジタル庁を創設、しっかりやっていると思います」とエールを送ったが、総裁選の時点ではまだデジタル庁は発足していないなど事実と異なる発言があり、会場は笑いに包まれたという。 民進党から無所属を経て自民党入りを果たした鷲尾英一郎衆院議員のパーティーに出席し、自身が失言を重ねて閣僚を辞任したことを念頭に、自虐的な表現で「私のようにならない政治家を育てていただきたい。反面教師にしてください」と述べた。冒頭で「評判が悪いから挨拶はしないと言ったが、自民党議員の出席が少ないから選ばれた」とも語った。 2021年2月11日、森喜朗東京五輪・パラリンピック組織委員会会長が女性蔑視発言などの責任を取り辞任の意向を固めたことについて、産経新聞の取材に「残念なことだが、出処進退は自ら決めることなので森氏の意向を尊重したい」とコメント。その上で「新会長の下、大会成功に向けて一致結束して取り組んでいきたい」と語った。なお、桜田が森同様に失言で五輪大臣を辞任した際、上司にあたる森は「(五輪開幕まで)500日を切って一番大事な時なので、こんな形で辞められるのは本当に残念だ」とコメントしている。また、森政権時において桜田は外務政務官で、在任中に発生したえひめ丸事件では森に代わって現地に赴き対応にあたり、船体の引き上げなどを巡り米軍側に対して一歩たりとも引かない姿勢を貫いたことで評価を上げたが、一方で森はゴルフ報道などで大きく支持を失い、内閣総辞職へ追い込まれた。 国会議事堂で実施された新型コロナウイルスワクチンの職域接種の際、桜田が接種者第一号であったことから、その時の模様が偶然にもマスコミ各社に取り上げれた。記者の取材に応じ、「政治家は色んな人と接することがあると思う。そんな時に人にご迷惑をかけてはいけない」と強調し、「万全な体制を取る為に積極的にやるようにしました」と自身のワクチン接種について語った。その後公式サイトでワクチン接種の協力と理解を国民に呼びかけた。
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