バーンスタイン以後とは? わかりやすく解説

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バーンスタイン以後

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/30 22:44 UTC 版)

ニューヨーク・フィルハーモニック」の記事における「バーンスタイン以後」の解説

1969年バーンスタイン音楽監督辞任した後、人選難航したが、ジョージ・セル音楽顧問としてつなぎ、1971年から作曲家として名高いピエール・ブーレーズ常任指揮者となったブーレーズ徹底してオーケストラ鍛え直し合奏精度高めたものの、現代音楽多く扱う一方でスタンダードクラシック音楽レパートリーには無関心であったから、その治世には賛否両論があった。 また、1962年本拠地を、それまでカーネギー・ホールからエイヴリー・フィッシャー・ホール(現ディヴィッド・ゲフィン・ホール)に移した。しかし、カーネギー・ホール豊かな音響知られるホールであったに対して後者響き良くなかった2004年には本拠地カーネギー・ホール戻そうという動き具体化していたが、スポンサーの関係で移転不可となったその後1977年からズービン・メータ音楽監督就任したロサンジェルス・フィルハーモニック躍進させた手腕期待集まったが、今一つその期待応えきれなかった感は残る。メータ時代には管楽器世代交代進み、ジョゼフ・ロビンソン(オーボエ在籍1978年 - 2005年)、ジュディス・ルクレアー(ファゴット1981年 - )、フィリップ・スミストランペット1978年 - )、フィリップ・マイヤーズ(ホルン1980年 - )、ジョゼフ・アレッシ(トロンボーン1985年 - )など、現在も活躍中の多く名手採用されている。 1991年からはクルト・マズア音楽監督となり、馥郁としたしなやかさ香りオーケストラ与えた。とくに弦楽器アンサンブル向上している。マズア楽団への貢献が讃えられて退任時に楽団史上初の名誉音楽監督称号贈られた。 2002年9月から2009年までロリン・マゼール音楽監督務めたマゼールはこのオーケストラとしてはバーンスタイン以来2人目のアメリカ人指揮者であったマゼール音楽監督時代になってからは、すっきりした細身アンサンブルながら、かつての輝かし音色取り戻し評価は再び高まった。特に首席トランペット奏者フィリップ・スミス首席トロンボーン奏者ジョゼフ・アレッシのコンビは、世界で一、二を争う名手組み合わせである。木管セクション世代交代をほぼ終えて音色若返りコンサートマスターには1980年以来名手グレン・ディクテロウが座っている。この頃には世界的なCD不況影響録音少なかったが、2005年-2006年シーズンから、ドイツ・グラモフォン提携してライヴ録音インターネット配信iTunes)を開始したオーケストラによる新し音楽媒体利用法として注目される2008年2月26日夜、北朝鮮東平壌大劇場で、米朝関係良くない中、マゼール指揮公演した。アメリカオーケストラ同国演奏するのはこれが初めてである。 「2008年ニューヨーク・フィルハーモニックの北朝鮮公演」も参照 2009年秋アラン・ギルバート音楽監督就任した2018年シーズンからはヤープ・ヴァン・ズヴェーデン音楽監督引き継いだ

※この「バーンスタイン以後」の解説は、「ニューヨーク・フィルハーモニック」の解説の一部です。
「バーンスタイン以後」を含む「ニューヨーク・フィルハーモニック」の記事については、「ニューヨーク・フィルハーモニック」の概要を参照ください。

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