バーコード殺人者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 03:50 UTC 版)
「多重人格探偵サイコ」の記事における「バーコード殺人者」の解説
島津 寿(しまづ ひさし) 猟奇殺人犯。連続バラバラ殺人事件の犯人。 テレビで見た小林洋介に興味を持ち、小林洋介の恋人、本田千鶴子の両手両足を切断した張本人。 本田千鶴子を選んだのは、テレビで見た小林洋介(久保田拓也)に自分と近い何かを感じとり、本性を暴いてやろうと思ったため。 後に伊園若女の手下だったことが判明。以前、自分のスペアに命を狙われたが、返り討ちにして殺害している。その後、小林洋介に追い詰められるも、最期は発現した西園伸二に額を撃ち抜かれ、死亡。 小説版によれば、実家は歯科医院であり、バイセクシャル。 田辺 友代(たなべ ともよ) OL。カニバリズム連続殺人事件の犯人。 次々と男性を殺害し、死体から切り取った人肉を調理して食べていた。(雨宮は彼女が「拒食症か過食症、食事制限を受けているかも知れない」というプロファイリングをした。) 劇中、彼女の言っていた山羊とは、彼女によって殺害された被害者のことである。容疑者として逮捕されるが、直後に舌に隠していたカミソリで首を切り、自殺。 小説版によれば、年齢は24歳であり、保険会社の商品開発課に所属。一般職だが、総合職相当の業務を担当していた。 上野 達(うえの すぐる) 建築デザイナー。フラワー殺人事件の犯人。 ルーシー・モノストーンに心酔しており、自らが手がけた店に「フラワーチルドレン」という、ルーシーに由来した名前をつけるほど。自称、ルーシーのムーブメントに遅れてきた青年。 女性の頭を切開して花を植えつけるフラワー殺人事件を起こし、関係を持った女性を拉致して次々と脳に花(ダチュラ)を発芽させていた。操作の手が及んだ際は、証拠隠滅の為に自身が手がけ、住んでいたマンションを爆破。 その後、以前から関係のあった村田清(久保田拓也)と接触するも、西園伸二に気絶させられる。その後、全一に引き取られ、三週間ほど後に被害者と同じ姿となった彼の死体が発見された。 スペアがいたが、後に何者かに殺害される。 小説版によれば、上野の左目は雨宮一彦(オリジナル)のものであると語られている。 梅見屋 明夫(うめみや あきお) 通称「ナニワの愉快犯」。 西園伸二の犯罪のアイディアを元に、自分と同じ顔を持つ二人の手下と共に殺害を実行していた。手下のうち一人は身代わりで死刑執行され、もう一人は伊園磨知を人質に取り西園伸二を襲うが、鬼頭日明に喉を撃ち抜かれた後、自爆。梅見屋本人も全一に射殺される。 彼のスペアは、後のジャンボ機ハイジャック事件で射殺される。 ミシェル・パートナー FBI捜査官。 レオン・モリスンという殺人犯を追っていたが、実はガクソの工作員で、自分で割り出した容疑者を自分で殺害していた殺人者ハンターだった。 ショウコらルーシー7を次々と殺害するも、ショウコに人格転移した西園弖虎に手傷を負わされ、全一に射殺される。 ルーシー7 少年少女たちによる殺人集団。 御恵てうがロリータ℃のmp3ファイルによって覚醒させた。各地で殺人事件を行う。 一人は犯行時の不手際で自爆、残る四人はミシェルに殺害され、リーダー格のショウコと、彼らと合流する前に逮捕された「七人目」は西園弖虎に転移された負荷に耐えられず、人格が崩壊してしまう。 江川 彩(えがわ あや) 本田千鶴子と瓜二つの女性で、彼女のスペア。 自らの生命の危機により全一の指示のもとで殺人を行っていたが、当時笹山徹らが捜査していた連続殺人事件と関連があるのかは不明。全一以外の何者かに刺殺される。死に際、「伊園磨知には気をつけて」と言い残す。 木戸 灰人(きど はいと) 高校生。ロリータ℃のファン。 小林洋介の過去に起きた「鏡男事件」の容疑者として、小林洋介の捜査を受ける。また、伊園磨知のカウンセリングを受ける。 ロリータ℃に紹介され、多重人格探偵の西園伸二に鏡男を探し出し、見つけ出した際は自分を真っ二つにしてくれるように依頼する。だが、彼自身こそが鏡男であり、二重人格者であった。最期は自ら線路の中に立ち、電車に轢かれて真っ二つになり死亡。 ガクソによって作られた特殊なサンプルであり、両目にバーコードがあった。 雑誌掲載時には「きど はいど」と表記されていた。
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