バーコード化と道順組み立て
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 02:27 UTC 版)
「郵便区分機」の記事における「バーコード化と道順組み立て」の解説
1998年の郵便番号7桁化以降からは郵便番号とあて名住所を同時に読み取り、その読み取った住所情報をバーコード化して、不可視インクを用いて郵便物に印字する機能やそのバーコードを読み取る機能、ダイレクトメールなどに予め印字されているカスタマバーコードを読み取る機能、郵便物を配達順に並べ替える(道順組立)機能が新たに追加され郵便の内務作業が効率化された。しかしながら、日本より先に郵便物のバーコード化が導入されたアメリカやドイツなどの欧州各国などに比べると日本の住所は規則性に乏しく複雑なため(小字などの枝番、住居表示がされていない町域、京都市内などの歴史的な住所表示)、バーコード化が完璧に成されているとは言えない場合もある。居住者データや道順データは配達原簿をもとに集配職員により配達総合情報システムの専用端末から随時更新されている。道順に郵便物を並べ変える過程では機械に2回郵便物を投入する2パス作業(後述)が必要である。郵便番号や住所がOCRで読み取れなかった郵便物はビデオコーディングシステム(VCS)と呼ばれる専用機構によって人手で端末から入力したり自動的に機械で補正することにより郵便番号や地番などのデータが補足されもう一度機械に通すことによってバーコード化される。しかし、全てを区分機で処理することは難しく、規格外の物や再度投入しても読めない物、硬い物が入っている郵便物は人手で仕分けすることになる。
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