ハンター試験とライセンス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 17:58 UTC 版)
「HUNTER×HUNTER」の記事における「ハンター試験とライセンス」の解説
ハンター試験 年に一度行われる、ハンター協会主催のハンターライセンス授与試験。12月31日で申込みが締め切られ、1月7日から試験が行われる。試験の数・期間は内容によって異なり、試験数は平均して5、6程度、期間は1週間で終わることもあれば1ヶ月かかることもある。試験には毎年数百万人の参加者が集まるが、数万分の1、数十万分の1と言われる倍率を誇り、試験会場に辿り着ける者さえごく一握りである上、試験自体も死傷者が頻発するほど過酷を極めるため、合格者が一人も出なかった年もある。試験官は毎年変わり、プロハンターが無償で務めている。第287期試験 一次試験は無限マラソン。二次試験会場までたどり着くことができれば合格となる。 二次試験は美食ハンターによる課題。前半はブハラによる豚の丸焼き。後半はメンチによる寿司。試験官が「おいしい」といえば合格となる。後半は想定外のトラブルにより、クモワシのゆで卵に変更された。 三次試験は「トリックタワー」。刑務所を兼ねたダンジョンを制限時間内にクリアすること。ルートによって内容が異なる。捕まっている犯罪者たちが、受験生を足止めした時間に応じて刑期を短くする条件で雇われており(1時間につき1年)、邪魔をしてくる。 四次試験は無人島でのサバイバル。受験生同士が、ナンバープレートを奪い合う。ターゲットはくじびきで決まり、シャッフルされてお互いには伏せられる。自分のナンバープレートは3点、ターゲットの番号は3点、その他の番号は1点。試験開始から一週間後(168時間後)から1時間の間に6点のプレートを持ってスタート地点に戻ってくれば合格となる。 五次試験は、受験生同士の試合。勝てば即合格・負けた者が次の試合に進む。いわば「逆トーナメント」で、最後まで負けた一人だけが不合格となる。勝利条件は相手の「まいった」の宣言。反則はないが相手を殺したら即失格で、他の全員が合格して試験が終了する。 第288期試験 一次試験は受験生同士のバトルロイヤル。2時間の間に他の受験生のプレート5枚を試験官の元に持って行けば合格となる。 二次試験以降も予定されていたが、キルアが他の受験生全員をノックアウトしたことにより、会長判断により、一次試験のみでキルア一人が合格として試験終了となる。 第289期試験 V5からの依頼のハントを成し遂げるべく、暗黒大陸攻略に特化した選抜試験として行われた。信頼できる人物だけを仲間に加えるために、クラピカが念能力でチェックをかけて、引っかかった者は不合格にしている。他に「準協会員」という枠を設けてカキンの軍人およそ100人を加えて、BW号船内で連携をとっている。 裏試験 正規のハンター試験に合格した人間に、念能力の習得をさせるための秘密裏で行われている試験。プロハンターが師匠として指導する。ハンター十カ条にある「最低限の武芸の会得」とは念を意味する。 ハンターライセンス ハンター試験に合格したものに与えられる、プロハンターの証。一見地味なカード状をしているが、ありとあらゆる偽造防止加工が施されている。 プロハンターの信用を保証し、所持者には「一生不自由しない」と言われるほどに破格の特典がある。各種交通機関・公共機関のほとんどを無料で利用できたり、一般人立ち入り禁止区域の8割以上に立ち入りを許されるようになる。それゆえ悪用目的でライセンス獲得を目指す者もいる。 本人以外にはカードの使用は不可能であり、例えカードを不正な手段で入手してもこれらの権限は一切与えられない。それでも入手しようとする好事家が多数いるため、売るだけで7代は遊んで暮らせるほどの資産価値があり、借金の担保にすれば億単位の金が無利子の即金で融資される。 その高価値のため、ハンター協会の調べによると、新人プロハンターの5人に1人が何らかの理由で合格1年以内にライセンスカードを紛失しているという。紛失しても資格が取り消されることはないが、再発行も再受験も認められない。また仲間内では「ライセンス紛失などプロ失格」とされる。
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