デス銀河
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/29 04:23 UTC 版)
「マップス ネクストシート」の記事における「デス銀河」の解説
銀河大戦の直後、60年前に何者かによって複製された銀河。だがその内部は地球以外は一切生命が存在せず、文明の痕跡のみが自動制御で管理されている。 オリジナルの銀河とは10万光年近く離れており、その存在はあと9万9940年経たないと観測できない(デス銀河から発せられた光が銀河まで届かないため)。 しかし、ズザンガディクスから明かされた真実は斜め上で、デス銀河こそ「伝承族による改変を受けなかった本来あるべき銀河」だった。ファーストシート、ネクストシートの対決を迫る為に保留されていた生命体も再生されており、およそ3万2000の知的生命体による文明圏が確認されている。 更にデス銀河は空間を押し広げて銀河系と同じ座標に存在しており、ズザンガディクスの力によって支えられているものの、その力には制限があり、このままでは遠からず「元の状態に戻り」同一座標に晒された2つの銀河は対消滅を起こして消えてしまう。最終決戦の際にブウアーの力を得た七勇太によって額面通りの位置に移されて対消滅は免れたが、結局それから100年ほどのちに冒険家に発見されてしまい、「こちらよりも《空き》が多いから」と言う理由で移民や資源採掘などの問題が発生し、おおいにモメたらしい。 ちなみに「デス銀河」の命名者は金子二輝。 「デス銀河」内の地球 銀河大戦を経験したオリジナルの地球で、時代としては2060 - 70年代。温暖化が進み東京は水没しているが、その反面南極にある「さまよえる星人」の遺跡を発掘し解析する事で技術レベルはかなり上がっており、東京も海底都市として存続している。銀河統一会議が訪れる直前に「デス銀河」内に転移してしまっていたが、七勇太たちがコンパスを手に入れ立ち去ったのち、再び元の銀河に戻されてしまった。 ビスマルク 対異星文明大使館最高司令官。地球人離れした巨体の持ち主で、地球を銀河系の覇者とすべく行動している人物。 実はサイボーグで銀河大戦当時の生き残り、その野心も異星人に地球を良い様にされない為の苦肉の策だった。リリスの暴走を抑えた事件がきっかけとなり、七勇太たちに同行する。 ドクター・ストークス 地球のリープタイプ開発の第一人者。基本的に目的のためには手段を択ばないマッドがつくほうの科学者だが、意外と抜けた所のある人物。 元は『マップス・シェアードワールド』1巻に収録の重馬敬「宙を往く船」の登場人物。 リプリリス・ヴァイス 地球製リープタイプの実用一号機と称し、第三の(実は第一の)コンパスを取り込んでいる。前大戦の英雄リプリムにそっくりである。 その正体はビスマルクの罠により捕らえられ、「地球製のリープタイプ・リリス」としての人格を催眠によって刷り込まれたリプリム本人。ゲンとリプミラのように「自分を単なる船やビメイダーとして見ずに尊重してくれるパートナー」を探す旅の中でビスマルクの姦計にハマり、絶望した事でリリスの人格と「精神的な死」を受け入れてしまった存在である。 取り込んだコンパスに適応できずに暴走するが、その最中にミュズをかばう七勇太の姿に刺激されてかつての記憶と人格を取り戻し、ミュズにコンパスを返還する。 騒動後は元の記憶と刷り込まれた記憶に混乱している為、状況によって人格表出が「リムモード」と「リリスモード」に入れ替わるようになってしまい、「リリスモード」ではミュズに対して「お姉ちゃん」と懐くようになる。なお「リムモード」では胸の大きさに対するこだわりが前作よりも悪化している。 その後、紆余曲折を経て翼の星を中心としたブウアー復活阻止を目的とした船団に合流するが、ツキメ、ガッハにくっついてきた十鬼島ゲン(七勇太の親父)に目を付け、果敢にアタックし最終決戦以降コンビを組んだ(元々ファザコンの気はあり、本人も自覚していた)。
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