テレメッセージとは? わかりやすく解説

テレメッセージ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/16 01:18 UTC 版)

テレメッセージは、かつて存在した無線呼び出し(ポケベル)事業者テレメッセージグループの総称[注釈 1]、もしくはテレメッセージグループが提供していたポケベルのブランド名。通常テレメ[注釈 2]と呼ばれた。

ちなみに福岡市中央区に本社を置く「株式会社日本テレメッセージ」[注釈 3]はグループとは一切関連はない。

概略および経緯

サービス

テレメネット

ポケベル一体型サービス

  • 1996年(平成8年)5月ポケベル一体型PHS「A831」発売

(* アステル各社とテレメッセージ各社との間でポケベルとPHSの一体型の端末でサービスを行う)

  • 1996年(平成8年)11月ポケベル一体型携帯電話「デジタルミニモ D320」を発売

(* 日本移動通信株式会社(IDO)と東京テレメッセージでポケベルと携帯電話の一体型の端末でサービスを行う)

通信端末の特徴

東京テレメッセージ PHOENIX-fw 1995年

歴史

事業者一覧

現在は首都圏1都3県および沖縄本島の2社を除き消滅。会社の基本単位は、関東およびのちに合併の東北以外はテレビ局の放送エリアとほぼ同一だった。

  • 「東京テレメッセージ」は、日本テレコム主体で「東京ウェブリンク」に改称して再建した後、2001年(平成13年)に株式会社YOZANが買収して「マジックメール」に再改称し、最終的に2002年(平成14年)にYOZANに吸収合併された。2008年(平成20年)10月1日YOZANから(新)「東京テレメッセージ」が分社。2019年(令和元年)9月30日をもってページャーサービスを終了しているが、280MHz帯を利用した防災ラジオサービスなどは継続している。
  • 「沖縄テレメッセージ」は、沖縄本島でのみ営業中。2017年(平成29年)2月28日にポケットベル事業から撤退。
  • 会社法人としては存続している旧「徳島テレメッセージ」 → 現「スタッフクリエイト」は、1999年(平成11年)10月にベル事業撤退および社名変更を行い、副業として開始した人材派遣業に一本化している。
  • 資本的には、各社の営業地域にある地場の有力企業(特に電力会社)が出資するケースが多く、同じグループ内でも基本的に親子関係はない(後のアステルグループなども同様)。

北海道地方

東北地方

関東地方

信越地方

北陸地方

東海地方

近畿地方

中国地方

四国地方

九州地方

沖縄地方

通信端末

主な参画メーカー

端末

  • SIDE44
  • テルソナ
  • セフィン
  • ジュリオ
  • リエゾン
  • ベルコスモ
  • ベルスウィート
  • カレン
  • カナコ
  • ナージ
  • ニコット
  • コロンボ
  • ベルカム
  • プレル
  • ノイネット
  • ルカート
  • トレミーモア
  • トレミーフィーノ
  • ジュセ
  • アーキス
  • 自由人
  • モーラ
  • テクノジョーカー
  • ステラ
  • レジュロ
  • フェニックス
  • ヴィクトライン
  • 7E0(YOZANが開発した端末)

※ 地域により販売されていた機種が異なる場合がある

※ NPとは『Numeric Pager』のことであり、文字入力ができるポケベルのことを差し、機種名ではない

※ FXとは『Flex方式』利用のポケベルのことであり、機種名ではない

イメージキャラクター

グループイメージキャラクター

地域限定イメージキャラクター

その他

  • 1997年(平成9年)5月13日〜16日 東京ビッグサイトの「ビジネスシヨウ'97 TOKYO」で、東京テレメッセージが、半透明ポケベルやウルトラマンの形したポケベルや、Swatchブランドの腕時計内蔵型ポケベルを参考出品。
  • トワイライトシンドローム 『究明編』でテレメッセージのポケベル(モーラ、ピンク色)がゲーム上、セーブデーター画面で使用され、景品にもなった。

関連項目

脚注

注釈
  1. ^ TM○、○TM(○の部分にその会社のアルファベットの頭文字)や、無線呼出しNCC31社を本来の通称としたらしいが、一般に普及しなかった。
  2. ^ 現在は、2代目東京テレメッセージの略称だが、表記はteleme
  3. ^ 携帯電話販売、学童保育、デイサービス等を業とする。
出典

外部リンク





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