テレビにおける物真似芸とは? わかりやすく解説

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テレビにおける物真似芸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 01:25 UTC 版)

物真似」の記事における「テレビにおける物真似芸」の解説

テレビ時代1960年代後半から70年代にかけての「歌真似」は歌唱力卓越した歌手演じるのが一般的で、水原弘勝新太郎三田明森進一橋幸夫美川憲一ピーター森昌子都はるみなど、『象印スターものまね大合戦』で数多く物真似披露された。声質似た者を誰に物真似させるか、その仕掛人は、同番組バック務めていたバンド東京パンチョス」のリーダーチャーリー石黒であった一方声帯模写」の分野では数々演芸番組桜井長一郎江戸家猫八佐々木つとむといった名手たちが至芸披露した1980年代以降テレビでビジュアル意識し本人似せた派手な衣装扮装オーバー演技歌唱見せ物真似スタイル広まったこのような演出テレビ放映前提とした芸であり、従前物真似とは本質的に異質なものとみるのが正確である。本人登場というお遊びもよく行われる他、内田裕也モノマネ場合本人ではなく安岡力也登場するといったケースもある。 旧来の形模写一線を画しビジュアル面の物真似広めたのはコロッケである。コロッケ漫才ブーム付随して起こったお笑いブーム時期にメジャーシーンに登場主として人気歌手物真似行っていたが、当初は声(歌)は真似せず(バック真似する歌手レコード音声を流す)、徹底的に顔や振り付け態度服装といったビジュアル面の物真似行って人気博した。これは「歌手真似イコール声帯模写」という旧来の概念打ち破るもので(形態だけ真似することは邪道との声もあった)、コロッケビジュアル物真似は他に大きな影響与えたと言えるコロッケは後に声帯模写技術身に付けたが、初期にはステージでも全く話さない(生声を聞かせるイメージ壊れる)という芸風だった。当時コロッケが得意としたのはちあきなおみ岩崎宏美野口五郎といった歌手だが、いずれも本人の顔の表情振り付けオーバーカリカチュアする(野口五郎のように鼻をほじるなど、おふざけに偏ることもあった)ことにより、本物パフォーマンスよりコロッケ物真似の方が印象に残るような結果になっている。 よく真似された有名人は、男性だとビートたけしアントニオ猪木えなりかずき大滝秀治武田鉄矢森進一桑田佳祐板東英二平泉成など、女性だと浜崎あゆみ仲間由紀恵ローラなどである。芸能人中でも例えビートたけしのように声質話し方特徴がある者や、デーモン閣下のように顔貌衣装などの外見的特徴がある者など、もともとオーバー特徴を持つ者を題材用いることが多い。美川憲一コロッケ物真似題材にされたことで本人人気復活させ、コロッケ感謝の意表したことがある清水アキラキンタロー。は元の人物とかけ離れ変な部分オーバーなおふざけをしたり下ネタ入れ部分本人ファン嫌われる傾向強く淡谷のり子下ネタ嫌悪感表しているほか、松村邦洋も「モノマネ芸は素晴らしいが下ネタ力を入れすぎ」と評している。2000年代以降コージー冨田原口あきまさ等、有名人口癖出演作品ワンシーン等、場面切り取ったモノマネを得意とするタレント多くなっている。 また、武田鉄矢(三又又三)、萩原流行(神奈月)、浜田雅功(山本高広)、野村沙知代(上島竜兵)など本人からの評判イマイチでも親族友人絶賛したため、受け入れた事例もある。

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