ツール・武器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 02:36 UTC 版)
ワカンダのツールや武器の大半は、ヴィブラニウムを素材に作られており、その幾つかは金属探知機を通過しても検知されない。 ブラックパンサーのツール 黒豹モチーフの戦闘服“ブラックパンサー・スーツ”を主武装とし、場合によって“EMPビーズ”なども行使する。 詳細は「ブラックパンサー (マーベル・コミック)#ツール・ビークル」を参照 ロイヤル・リング ワカンダ国王の証である指輪。現代では、ティ・チャラとウンジャダカに受け継がれている。 キモヨ・ビーズ(Kimoyo Beads) 登場作品:『ブラックパンサー』、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』 ワカンダの国民がブレスレットとして片腕にはめているヴィブラニウム製の数珠。一見何の変哲も無い数珠だが、通話相手の立体映像を投影できる高性能の通信機であるほか、ワカンダ製の航空機の操作も可能で、外した珠1個のみでも、微弱な音を発したり、重傷者の傷口に埋め込んで一時的に容体を安定させる応急処置用の医療器具としても使用できる。但し、独自の文化を築いたジャバリ族のみは使用していない。リモート・アクセス・キモヨ・ビーズ(Remote Access Kimoyo Beads) 登場作品:『ブラックパンサー』 派生改良型のディスク型キモヨ・ビーズ。ワカンダで造られたビークルに投げて張り付けるとシュリのラボ内に、貼り付けた対象と同型の単色の立体映像が出現する。立体映像のコクピットは対象のビークルと同等のもの若しくは別のものいずれかを選択して出現させることができ、これを操縦することでビーズが貼り付けられた対象を遠隔操作できる。 釜山で、クロウを追うティ・チャラがレクサス・LC500の1輌に貼り付けてシュリが遠隔操作し、ティ・チャラをサポートした。ワカンダの王位を奪ったウンジャダカによる内乱時には、ロイヤル・タロン・ファイターに貼り付けられてエヴェレットが遠隔操作する。 スニーカー(Sneakers) 登場作品:『ブラックパンサー』 ティ・チャカが観賞していた古いアメリカ映画をヒントにシュリが作った特殊な靴。普段は靴底の形状だが、その上に足を乗せると全自動で靴型となり履くことができる。これを履いて歩いても足音を吸収して響かせない特殊機能も有しており、その機能からシュリは“スニーカー(=sneaker=忍び足)”と名付けた。 通信用チップ 登場作品:『ブラックパンサー』 シュリが新開発した小さな通信装置。通信範囲は無制限であると共に、吸着機能や盗聴機能まで搭載されている。 釜山ではカジノでティ・チャラ、ナキア、オコエの通話と、ティ・チャラがエヴェレットによる一度身柄確保されたクロウへの尋問の盗聴、ウンジャダカによる内乱時にはシュリからエヴェレットへのアドバイスにと、多くの場面で使われる。 リング・ブレード(Ring Blades) 登場作品:『ブラックパンサー』 中央部にエネルギーが走っている、近接攻撃と投擲に使用される一対の大型チャクラム。シュリのラボのサンド・テーブルに、ナキアがドーラ・ミラージュ時代に着用していた赤い防護服と共に収納されていたが、ウンジャダカらに立ち向かうためにナキアが使用する。 ヴィブラニウム・スピア(Vibranium Spear) 登場作品:『ブラックパンサー』、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』、『アベンジャーズ/エンドゲーム』、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』 オコエたちドーラ・ミラージュの隊員の主武装である長槍。伸縮機能と放電機能も有している。 ソニック・スピア(Sonic Spear) 登場作品:『ブラックパンサー』、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』、『アベンジャーズ/エンドゲーム』 ボーダー族の戦士たちの主武装である長槍。穂先に「一発で戦車も吹き飛ぶ」と言われるブラストを放つ“ソニック・キャノン”が内蔵されている。 ウンジャダカが数千本量産させたこの武器を、最初に世界中の黒人たちに配ろうとして輸送させたが、エヴェレットが輸送機を撃墜したことで失敗。ティ・チャラやシュリも内乱で使用し、後者ではティ・チャラがドラゴン・フライヤーへ豪快に投擲して一発で撃ち落とす。 サノスの群勢がワカンダに侵攻した際には、アウトライダーズに対して効果を挙げている。 ヴィブラニウム・ガントレット シュリが戦闘で愛用する、豹の頭部を模した一対のガントレット。 古代の剣と槍 ティ・チャラとの挑戦の儀式でウンジャダカに提供された長槍と葉の形をした剣。 シールド・バリア 登場作品:『ブラックパンサー』、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』 ボーダー族が使用する防壁のバリア。青を基調色とし、多数の象形文字がプリントされたマントを前面に張ることで、マントに織り込まれたヴィブラニウムの作用で高さ数メートルのバリアを張る。 また、バリア機能は使用していないものの、内乱時にナキアたちがシュリのラボに潜入する際にも、バリア機能を持つものと同デザインのマントを羽織っている。 バシェンガの槍(Spear of Bashenga) 登場作品:『ブラックパンサー』 バシェンガが振るっていたと言われる長槍。現代ではズリが王位継承の儀式の際に携える。ティ・チャラとウンジャダカの最初の決闘でズリは、ティ・チャラが危機に瀕すると、これを用いてウンジャダカを一度制止したが、逆にウンジャダカに奪われて、自身が刺し殺されてしまう。 ワカンダの盾(Wakandan Shields) 登場作品:『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』 ワカンダの戦いの直前に、スティーブがティ・チャラから受け取ったヴィブラニウム製の盾。長年スティーブが愛用していた盾とは異なり、ベースカラーはチャコールで、形状も縦長且つ先端が刃のようで、伸縮機能も備わっている。2枚存在し、スティーブは両前腕に装着したが、その形状からか劇中では投擲攻撃はせず、打撃のみに使用する。
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