ツール閉幕後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/07 18:47 UTC 版)
8月3日 TVMチームの選手がレムの警察に出頭する様に通達された。 8月4日 ジャン=マリー・ルブランが「過去10年のツールにおけるプロトンの平均速度の上昇はドーピングによるものである可能性が極めて高い」とコメントした。 総合優勝者の平均速度を見ても、1988年の総合優勝者のペドロ・デルガドがスチールフレームのバイクで38.909km/hだったのに対して1998年のパンターニはアルミフレームのバイクで39.983km/hと10年で1.1km/h近く速くなっている。 尚、パンターニの総合優勝から10年後である2008年の総合優勝者カルロス・サストレのカーボンフレームのバイクによる平均速度はアルミフレームのバイクを用いたパンターニよりも約0.5km/h速い40.5km/hだった。 更にパンターニの総合優勝から20年後である2018年の総合優勝者ゲラント・トーマスの平均速度はサストレよりも遅く、パンターニよりも約0.2km/h速い40.21km/hだった。 但し、ツール・ド・フランスは大会の性質上、毎大会コースが変わることからこれらの数字は参考にしかならず、あくまでも「『速くなった』或いは『遅くなった』傾向にある」程度に考えるべきであることを留意されたい。 その他 ドーピングの事実を認めていないフェスティナのビランクとパスカル・エルベが事情聴取を受けた。 収監されたマッシは年明けに開かれる裁判までフランスから出国できず (マッシはイタリア人) 、加えて選手としての活動を停止される見通しとなった。
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